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『遼州戦記 司法局実働部隊の戦い 別名『特殊な部隊』の死闘』更新しました!

最新話『第74話 焼鳥とワインの文化衝突』更新しました!
かえで達の歓迎会はいつも通り月島屋の二階だった。
初めての庶民的だという焼鳥屋を甲武の女郎屋の集まる場末の飲み屋のようなものだと思っていたかえではそのこぎれいな様に感動していた。
そしてそこで出された焼鳥の味にかえでは感動を覚えたような顔をした。
甲武では肉と言えば人造肉ばかりで貴族の末席にでもいる人間でも無ければ手にすることができないものだった。
かえではすっかり感動してリンに自分の屋敷でも鶏料理をふやそうといいだすかえで。
そんなかえでの言葉に口をはさんだのは『特殊な部隊』随一の食通のランだった。
ちっちゃなランはデカい態度で外食と言えば東都の銀座まで出かけているというかえでに千要の隠れた名店を案内してやると上機嫌だった。
一方の嵯峨は生活費3万円で暮らしているのでそもそも肉を食べる機会自体が無いと愚痴る、
大人しくしていたアメリアはかえでの驚く様に自分がゲルパルトから東和に来た時を思い出してしみじみしていたと語った。
そんな中、かえでが提案したのは酒のメニューに赤ワインを用意するというものだった。
思わぬかえでの提案に女将の家村春子は戸惑った。
こうしてかえでの歓迎会は明るい話題の中で進行していった。

感想お待ちしています!

画像は天然モノの焼鳥の味に感動するかえで

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