最新話『第34話 同じ存在としてサラは言った』更新しました!
サラは言った。
自分達戦闘用人造人間ラスト・バタリオンは今はこうして平和に暮らしている。
かつての遼州人達も異世界で戦うために法術と言う力を与えられたが戦いを嫌って文明を捨てて野に下った。
それなのにこんなことが許されるのかと。
かなめは非情にこれからはこんなことが山ほど起きると吐き捨てるように言った。
そして現場が東都警察と租界を管轄する駐留軍の所場争いで治安管理も不十分な土地なことを指摘した。
逃げるにしても縦横に走る水路を使えば研究施設ごと楽々船で移動できることも付け加えた。
茜はそれでもやるしかないと言った。
そうすることで少しでも研究を遅らせることが出来ればそれだけ犠牲者を減らすことが出来ると言うのが理由だった。
画像は運用艦『ふさ』操舵手ルカ・ヘス中尉。『ハチロク』を愛車とする走り屋
