※注意事項
この近況ノートには、拙作『チュートリアルが始まる前に~』第一部全体のネタバレが含まれております。
まだ第一部を読了されていないよという方は、必ず第一部を読み終えてからこちらの方に遊びに来て下さい。よろしくお願い致します。
◆まえがき
ようやく第一部が終わり、ホッと一息ついたのも束の間、翌日から第二部を開始するとか宣う考えなしの阿呆は、どこのどいつだいっ!? あたしだよっ!
はいっ、というわけでね『チュートリアルが始まる前に~』の第二部序章について解説していきたいと思います。
例によっていつものごとく書きなぐりスタイルなので、過度な期待はしないでくださいね、よろしくお願いします☆
◆第二部執筆に至った経緯
実は第二部の大まかなコンセプトとプロットラインは随分と前に出来てたんですよ。
この章ではこのキャラがでてきて、この章ではこういう敵と戦って最後は……みたいな感じでね。
でもね、一通り設計図を作り終えてから気づいたんですよ。
……あれ、ちょっとこれ話が壮大過ぎやしないか?
元々暖房器具は、お話をついつい膨らませすぎちゃう癖があるんです。
第一部の内容もね、四話くらいまで執筆していた時点では本気で十万字で“アジ・ダハーカ”を倒せると信じてたんですよ。
それが遥さんがでてきて、チビちゃんがでてきて、バトルロイヤルやって、旦那がでてきて、その上ザッハーク戦だけで丸々十万字近く使った挙げ句気づいたら文字数合計五十五万字オーバー。
いやー、馬鹿ですねー、もう本当にバカとした言いようがない。これでも大分エピソード削ったんですよ?
当初の予定では、旦那が仲間入りする前に色々あって黒騎士が凶一郎に「力を示せ」みたいな事言ってそのまま三日三晩ガチバトルみたいな展開とかあったりして……後遥さんがどうしても凶一郎の裸が覗きたくてなんとかして風呂場に潜り込もうとするエピソードとか…………うん、そうね。ボツになるエピソードにはボツになる由縁があるんですよ。
今度、近況ノートでボツネタ供養大会とかやるかもしれませんが、その時は鼻で笑いながらボツネタ達を供養してやってください。
さておき、まぁそういうわけで話を壮大に作り過ぎてしまった暖房器具が辿り着いた結論としては「うん、無理だ」だったんですよ。
いくらなんでもカロリーが高すぎると言いますか、ちょっと色々とハンパねぇ事になってしまってもうとりあえず第一部の完結を目指して、後は悠々自適に月一更新ぐらいでやるかーってね。
でも、予想外と言いますかとてもありがたい事に本作は沢山の人に読まれ、そして愛されました。
第一話投稿時点では、驚異のPV数ゼロだった本作がまさかここまで多くの評価を頂けるなんて微塵も思ってはいなかったですし、それに何より溝口先生ですよ!
本作ね、実は少し前にあの『青春ブタ野郎シリーズ』や『さくら荘のペットな彼女』といった数々の神作品のイラストを手掛けていらっしゃる神イラストレーター様(というか最早存在が神様)、溝口ケージ先生にツイッター上で「面白い」ってお褒め頂いたんですよ。
創作垢どころか、普段はそもそもツイッターを使ってすらいない暖房器具はそれを知人づてに知ったのですが、もう冗談抜きで目の前が真っ白になりました(溝口大先生、その節は本当にありがとうございました。呟いて頂いた内容はスクショしてプリントアウトしてこっそりと我が家の家宝とさせて頂きます。本当に、本当にありがとうございました)。
そういうわけでね、溝口大先生を始め本当に多くの方から暖かい言葉を頂いている本作を(個人的主観内において)不完全燃焼で終わらせるのはそれはなんか違うだろうと思いましてね、暖房器具に火がついたとそういうわけでございますよ。
だから第二部が公開されるのは、ひとえに読者様のおかげです。
貴方達一人ひとりが、拙作を読んで下さり、そして暖かい言葉を投げかけてくれたが故の第二部です。
皆様、この暖房器具めに第二部を書かせてくれて本当にありがとうございました。
◆序章の構成について
とはいえね、第二部を構成するにあたり一つ問題があったんですよ。
それは盛りに盛った新キャラの数々。
いや、ちゃんと考えてはいますし、現実的な捌き方とか章構成も整えてはおりますよ?
ただあえて明言しておきますと、第二部からは登場人物がドチャクソ増えます。
第二部一章、それも主要登場人物に限定するだけでもその数は第一部の倍。
……はいっ、おバカちゃんですねー。自分のキャパシティを全く自覚していない赤ちゃんクリエイターがやりがちな大言壮語というやつです。
まぁでも書けっこねぇやって諦めていても何も始まらないので、まず彼らをどうやって紹介しようか色々模索したんです。
とりあえず、まとまった席で一同に会させて後々一人一人紹介していくか……だけどそれだとパンチにかけるし、かといって知らない人達の話を六話ぶっ続けは絶対に読者様の負担になるから……うーむ。
で、そうやって色々悩んだ末に編み出されたのがこのカウントダウン/プロローグシステムというわけです。
第一部のあとがき及び第二部序章のまえがきにそれぞれ書かさせて頂きましたが、こちらの方で改めてきちんと説明させて頂きますね。
まずプロローグ。
こちらにつきましては、いつも通りの凶一郎達のメインストーリーだと思って頂ければ問題ないかと思います。
常闇の冒険を終えた凶一郎達の次なる目的と、そこへ至る為の準備の様子を描いた「これからに向けたお話」をご堪能下さいませ。
そしてもう一つのストーリーラインであるカウントダウン。
こちらは先にも申し上げました通り、拙作の「これから」を担うキャラクター達のお話となります。
一話一話、立場も境遇も違うキャラクター達が主役を務める断片集? 掌編? まぁ、新キャラをちょろっとだけお披露目するPVのようなものとお考えくださいませ。
これまで描かれなかった「桜花の外の世界」のお話と「無印以外のダンマギのお話」……まぁ、第二部のメインタイトルが歴代ボス集結編(仮)なのでね、色々とお察し頂ければ幸いです。
また、カウントダウン独自の仕様として枠外のおまけページが大幅増築されておりますが、これは序章限定の仕様です。もしかしたら見づらいかも分かりませんが、二章本編からはまた普通の分量(基本なし、もしくはちょびっと)ですのでご理解下さるとありがたいですっ。
こちらをカウントダウン→プロローグ→カウントダウン→プロローグ……と順繰りに回していくことでなるべく読者様に負担をかけずに二部から出てくる主要登場人物の紹介をさせて頂きたいなと思っております。
このやり方が果たして本当に正解かどうかは、分かりません。
ただ、本作はこういうスタイルでやらさせて頂きますので、何卒ご理解の程よろしくお願い致します。
まぁ、序章自体が暖房器具を少し休ませる為のコンテンツって側面が多分にありますのでね。
本来だったら一ヶ月以上何も音沙汰がなくなっていたはずの作品に、なぜか二日に一回のペースでおまけストーリーが更新されるおまけコンテンツ程度にお考えください。
◆選択投票
こちらはちょっと先の話になりますが、三月中旬~四月上旬ぐらいのどこかのタイミングでちょっとした企画をやりたいと考えております。
その名も選択投票。人気投票ではありません。選択投票です。
ギャルゲーの選択肢システムをウェブ小説流にアレンジしたものです。
あるシチュエーションにおいて凶一郎が絡む相手を読者様に決めて頂こうというそういうアレです。
まぁ選択と言ってもそんな重苦しいものではなく、大筋に関係のないタイミングで誰と雑談するかとかそういったライトな奴です。
応援コメントと近況ノートのコメントを使ったちょっとしたお遊びのようなものとお考えください。
参加して頂いても頂かなくても楽しめるように作らさせて頂きますので、そこら辺はご安心を。
後そうね、普通にやったら多分、ほぼほぼ遥さん一強になって、結局いつも通りゴリラと動物さんごっこやってるだけじゃねーかとなってしまう事が予想されますので選択肢はある程度絞らさせて頂きます。
それとやっぱり作劇の都合上、どうしてもキャラの活躍にバラつきが出てしまうので、そこのバランスを取る為に「一位は本編で凶一郎と絡む」、「二位は近況ノートの短編で凶一郎と絡む」みたいな形で救済措置みたいなものも入れておこうと思います。
◆ご要望がありましたら
それ以外にこういう企画をやって欲しいよ、とか何かご要望がございましたら是非是非書きこんで下さいませ。
確約はできませんが、今後のコンテンツ作りの参考にさせて頂きます。
◆桜髪の女について
最後に本編第一部ラストエピソードでようやく凶一郎の口から彼女について言及されたので、第一部完結の祝儀としてもう少し補足情報をば。
実は凶一郎の口から彼女の情報が出たのは今回で二度目です。
サブクエスト2を読み返して頂くと……もしかしたら、別の発見があるかもしれません。
◆おわりに
というわけで、今回の近況ノートはこれにて閉幕でございます。
次回は何やろうかな、読者様からのご要望が特になければボツネタ供養大会でも開こうかと思います。
沢山のフォロー&お星様本当にありがとうございました。
これからも本作はみなさんと二人三脚で前に進んでいきたいと思いますので、どうか応援の程よろしくお願い致します。
ではまた次回の更新でお会いしましょうっ!
♪(o・ω・)ノ))ンジャアネー!