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すみません。大幅修正しました。

一日に、何度も申し訳ありません。


うぐいす姫の10話、最新話がつじつまが合わなくて、かなり修正しました。

最終修正時間は、15時50分頃です。

もし、読んでくださった方がいらっしゃいましたら、大変申し訳ありません。

追加文章をここに乗せましたので、もし、お時間があるとき読んでいただけると、恐縮です(>_<)

内容追加が多すぎたので、近況ノートで報告させていただきました。
何度もアップしてしまい、失礼いたしました。


未読の方はスルーしてください。


うぐいす姫 10話 抜粋部分。



「俺がずっとそばについていたら、姫さまを恐ろしい目になど合わせなかったのに。申し訳ありません」

 エプロン姿の俊介が険しい顔をして悔しそうに言った。

「そうですわよ、お兄様。なぜすぐに帰ったのです? 一体、何のためについて来たのですの?」
「よい、俊介は我のために美味しいものを作ろうと思っただけじゃ」

 俊介はもう黙っておくのが得策と思い、何も言わなかった。

「だが、あの女は必ず陽一に近づく。もう、遅いかもしれぬが」

 晶は深刻な顔をして言った。

「姫さま、この場所も移動しましょう。ハンターに場所も知られていますし」
「お兄様の言う通りでございます。わたくし心配で夜も眠れません」
「分かった」

 晶が素直に頷いたので、二人は安堵した。

「陽一との連絡方法を考えねばならぬの」
「それは大丈夫です」

 舞がはっきりと答えた。

「何か策があるのか」
「これでございますわ」

 舞が取り出したのは、スマートフォンだった。

「お兄様がいると便利ですわ」

 舞がしみじみ言った。舞は早速、俊介にスマホを購入するよう頼んでいたのだ。

「俺を道具のように使うな」
「とにかく今後は陽一さまに連絡をするときは、これを利用致します」
「当然、お主がするのであろうな」

 晶の言葉を聞いて、舞が顔をしかめた。

「晶さまっ、わたくしがリモコンのスイッチの場所も分からないのを承知で、そんな事をおっしゃるのですか」

 舞がすごい剣幕で言うので大げさなと思ったが、確かに舞はものすごい機械音痴だった。スマホの起動の仕方も分からないだろう。

「分かった。我がしよう」

 晶がそう言うと、舞はほっとした。

「ありがとうございます。では、さっそく陽一さまにご連絡を差し上げましょう」
「相手の番号が分からぬから無理だぞ」
「それよりも今から他のマンションへ移動します」

 二人の会話に入りこむように俊介が言った。

「え?」

 俊介の言葉に晶は驚いた。

「今? 俊介、せっかくお主が作ったご飯を食べてからでも……」
「食事は向こうのマンションに用意しています。ハンターが夕べ現れたのに悠長にここにいるわけには参りません」

 晶が何か言う前に、俊介は二人の肩に手を置いた。

「では、移動いたします」

 言うが早いか、別のマンションへと瞬間移動した。二人が移動した先は今まで暮らしていたマンションとさほど変化はない。キッチンがあり、個室もリビングもある。
 こちらも家具と家電付きのマンションだろう。

 大昔、地球に逃げ延びたムン族の一部分が今も地球で暮らしていて、ムン族が緊急で地球へ来た場合の収入源を補っている組織が存在する。
 舞たちが長年暮らせるのもその存在のおかげである。

 リビングに置かれているテーブルには、ランチョンマットが敷かれ食器も並べてあった。すぐにでも食べられそうだ。




ここまでお読みくださり、ありがとうございます。


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