こんにちは、埴輪です!
本日、短編小説『不老のセツナと不死のイマ』を公開しました!
このタイミングでの公開ということで、本作はお察しの通り第24回電撃大賞に応募するも、残念ながら一次選考落選となったものです。
……正直、落選した作品であることを公表するか、しないかは、迷いました。
なぜなら、落選した作品ということだけで、読む気がなくなる読者の方もいるだろうと思ったからです。
その一方で、そんなことは気にしないという読者の方もいるでしょうし、何より、落選したことは事実であり、だからこそこうして公開することになったわけですから、それを明記しないのはフェアではない……そんなことを思った次第です!(私の考え過ぎかも知れませんが……!)
本作はタイトル通り「不老不死」をテーマにした作品で、短編ながらそれを書ききることができたという自負があります!
なぜ落選したのかを考えてみると、エンターテインメントとしてはテーマが重く、その割には感動作というわけでもない……読者の胸に突き刺さるようなインパクトがなかったからではないかと考えています。
また、読者の印象に残るようなキャラクターがいなかったことも一因ではないかと。
ライトノベルは映像化……メディアミックスも重要ですから、読者の心を掴んで離さない、個性的なキャラクターというものが、やはり必要なのだろうと思います。
そこが私の弱点であり、物語やテーマを大事にする余り、それを逸脱できない、限界を超えられないというのは、過去の近況ノートでも言及したことです。
……本音を言えば、その点も意識してはみたのですが、まだまだ華やかsに欠ける、はっきりいって地味なことが問題なのかもしれません。(ただ、私自身はそういう地味さ、普通さが好きなんですよね……!)
ともあれ、地味ながらもじわじわと楽しめる……そんな作品に仕上がっていると思いますので、ぜひお楽しみ下さいませ!
『不老のセツナと不死のイマ』
不老であること。不死であること。生きるということ。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883595861 年をとることがない……不老の一族であることを隠し、町を転々とする生活を送っている少女セツナは、喫茶店カンナに住み込みで働いていた。
ある日、常連客の男性がラグナ帝国の軍人に暴行されているところを、セツナは機転を利かせて救出。セツナは男性が「不老の一族」と口にしたので逃げ出したが、「どうして生きているの?」と問われ、足を止めるのだった。
男性の名はイマ。彼は店長の娘ミコトが好きになった相手であり、不老の一族を探しているラグナ帝国の軍人であり、死ぬことがない……不死の一族だった。