• SF
  • エッセイ・ノンフィクション

「漫画原作小説コンテスト」で大賞を取るための方法(を考える)完結編 ~……でも、「アルむげ」の挑戦は終わらないっ!~

こんばんは、埴輪です!

夏休み明けから連載を開始した「漫画原作小説コンテスト」で大賞を取るための方法(を考える)も、今回で完結とさせて頂きます!

……とはいえ、読者選考期間は「2016年8月31日(水) 23:59」まで。
私はもちろん大賞を諦めてはいませんし、まだチャンスもあると思っております!

そして、それは私の作品に限らず、「漫画原作小説コンテスト」に応募されている全ての作品にいえることだと思います!(応募者が諦めていない限り)

……と、ここまで色々と「現実」や「現状」に目を向けてきたのに、最後は口当たりの良い、前向きな言葉だけで終わってしまっては拍子抜けだろうと思いますので、最後もしっかりとリアルな数字を示したいと思います!

それでは、私のコンテスト応募作「アルケミー∞ウェイスト ~落ちてきた歌姫~」(アルむげ)の最新データを公開します!

公開日:2016年7月19日21:21
小説の累計PV数:739PV(全25話)
小説フォロー数:11人
おすすめレビュー:★20(8人・レビュー本文あり)
ランキング:134位(ランキング掲載の1824作品中)
※データは8月12日現在のものです。

……これは「漫画原作小説コンテスト」で大賞を取るための方法(を考える)②に掲載されている情報と比較して頂ければ一目瞭然、大躍進だと思います!
何より「レビュー本文あり」と書ける嬉しさよ……本当にありがとうございます!

さて、今回はこのデータを掘り下げていきますが、まずは皆さんが一番気にしているであろう「ランキング」を見てみましょう!

134位。
これはまずまずな順位だとは思いますが、「週間ランキング」であることを考えると、読者選考期間終了までに一度は20位以内に入りたいところです!

その前に、「アルむげ」がこの一週間に何名の読者から評価を頂き、134位になったかと言えば……ズバリ3名です!

……それだけでいいの? とお思いかもしれませんが、まさにこれが現実というもので、これは同時に、ランキング掲載作品の大半が「この一週間に誰からも評価されていない」ということを示しています。

逆に言えば、1名からでも評価を頂ければランキングは急上昇……仮に毎日1名ずつ評価され続けたとしたら、恐らく50位以内には入れると思います!(1名から評価を頂くのも、並大抵のことではありませんが……!)

ですので、今の順位が何位だろうと、諦めることはありません!
繰り返しになりますが、約1800作品のランキング掲載作品の大半が同じような境遇ですし、その応募数も某電撃大賞が約4900作品であることを思えば、可能性に満ち溢れて言えるでしょう!(さらに言えば、応募規定を満たしている作品となると、その数はさらに少なくなるはずです!)

……では、ランキングはここまでにして、次は「PV数」を見ていきたいと思います!

「アルむげ」の累計PV数は739PV……となっていますが、括弧書きで話数が添えられているように、作品の話数によって大きく差が出るので、数字の大小を比較することには意味がありません。(PV数が増えると単純に嬉しいですが!)

重要なのは中身……というわけで、「アルむげ」の「エピソードごとの累計PV数」を見てみましょう!

-1- 168 PV
-2- 58 PV
-3- 33 PV
-4- 38 PV
-5- 31 PV
-1- 25 PV
-2- 21 PV
-3- 20 PV
-4- 24 PV
-5- 21 PV
-6- 20 PV
-7- 19 PV
-8- 19 PV
-9- 18 PV
-10- 20 PV
-1- 23 PV
-2- 21 PV
-3- 22 PV
-4- 20 PV
-5- 17 PV
-6- 22 PV
-7- 18 PV
-8- 18 PV
-9- 20 PV
-10- 23 PV

……ずらっと数字が並んでいますが、注目すべき点は2つです。

まず1つ目は、全エピソードの中で一番小さい数字。
「アルむげ」の場合は「17」となりますが、この数字が示すのは「全エピソードを読んだと思われる読者数の目安」で、曖昧な言い回しになっているのは、繰り返し同じエピソードを読んだり、手違いでエピソードを開いてしまった場合も、PVとしてカウントされている可能性があるからです。

ただ、「目安」としては参考になると思いますし、そこから「アルむげ」を読み解くと、これまで17人の方に最初から最後まで読んで頂き、その約半数……8人の方から評価を頂いていることが推測できます!

それを踏まえ、注目したい2つ目の数字は一番目のエピソードのPV数。
「アルむげ」の場合は「168」ですが、そのまま二番目のエピソードのPV数に目を向けると、「58」まで激減しています。

これが何を示しているかと言えば、一番目のエピソードを読んだ168人中、二番目のエピソードを読んだ人は58人だということ……つまり、110人の方が、一番目のエピソードで読むことを止めているという事実です。

――もしこの110人の方が、二番目のエピソードを読んでくれたとしたら。

そして、三番目のエピソードも……と考えを進め、最終的に168人の方に最初から最後まで読んで頂き、その約半数……84人の方から評価が頂けたとしたら……これはもう、ランキング二十位内も不可能ではないと思います!

……というわけで、このPV数から見えてきた、アニメ業界で言うところの「一話切り」ならぬ「一エピソード切り」対策をすることが、コンテンストで大賞を取るためには重要であることが分かります。

……ただ、これは本当に難しいことで、「アルむげ」はとにかく一話を読んで頂いたら、最後まで読みたくなるようにストーリーを工夫したのですが……まさか、一話どころか一エピソードで読むことを止めてしまうものだとは思いも寄らず……いや、正確にはその可能性も考慮し、エピソードの最後に続きが読みたくなるような「引き」も用意したつもりだったのですが……十分ではなかったのかもしれません。

さらに分析を続けると、本作の持ち味というか、主要なメンバーが揃うのが三エピソード目であり、それ以降のPV数が安定しているので、もっと早い段階にメンバーを登場させる等の処置が必要だったのかもしれません。

……ただ、そうすると全体の構成に大幅な制限がかかるというか、とにかく出オチを意識した作品作りを考えねばならず、静かな導入が難しいというか、そうした導入から始まる作品はコンテストに向いていないというというか……!

ともあれ、PV数からは色々な情報を読み取ることができますが、残念ながら何人が小説のトップページに訪れているかを知ることはできません。
ですが、そうした見えない数字を追うよりも、見えている数値から対策を立てていく方が先決ではないかとも思います!

以上を踏まえた結論としては、「アルむげ」を最後まで読むかどうかの判断は、3エピソード目まで読んで頂いてからにして欲しいということです!

でもって。

これでようやく、書きたいことは一通り書き終わったように思います。
あとはもう、とにかく「アルむげ」を一人でも多くの方に読んで頂き、また評価して頂けるように、考えられるありとあらゆる手を尽くすだけです!

……というわけで、明日から「近況ノート」は通常営業となりますが、新たな試みも開始してみようかと思います!

それは、「近況ノート」の更新をエッセイに移行し、本来の「近況ノート」を交流の場やアンケート、感想の受付などに利用していこうというものです!
その方が、同じ文章を二カ所で公開するよりも良いであろうと考えた次第。

ともあれ「近況ノート」は続けていきますので、何卒よろしくお願い致します!
そして、これまで「漫画原作小説コンテスト」で大賞を取るための方法(を考える)をご覧頂いた皆様にも、最大級の感謝を。
この連載が少しでも皆様のお役に立てたとしたら、これに勝る喜びはありません!

また、これも何かのご縁ということで、「アルケミー∞ウェイスト ~落ちてきた歌姫~」もぜひご覧ください!

それでは、ご清聴ありがとうございました!

2件のコメント

  • アルむげ拝読中です!
    現在、ハッピーバースデー の手前、二章10まで読み終わりました。

    スチームパンク、あるいはマジックパンクのカテゴリーですね。大好きなジャンルです!ストーリー展開に心引かれます。二章の5くらいから物語がぐぐっと動き出した印象です。

    私もよく自作の分析、反省をして次に繋ぎます。が、長編シリアスSF系はやはり離脱率90パーセントくらいになってしまいます。ここの取りこぼしを少しでも減らせれば、と日々頭を捻っておりますが。
    (私は『筋トレオタク』的な性格があってですね、意見を収集して分析して反省して次に繋いでをやり続けてちょっとでも成長するとハイになれてしまう幸せなアホです。)

    御作はストーリーラインも設定も魅力的だと思います、ますますのご活躍を心から応援しています。

  • 越智屋ノマさん、いらっしゃい!

    「アルむげ」を読んで頂きありがとうございます!
    そして、素敵なおすすめレビューも重ねてありがとうございます!

    私はゲーマーなので、古き良きRPGで描かれた世界が物語の原点にあるように思います!

    長編だと、特に序盤で続きを読むか読まないか判断されてしまいそうですね……!
    作者の本音としては「長い目でみてよ!」というのもありますが、プロが全力で作っているアニメですら、一話切りの憂き目に遭うことを考えると、アマチュアではなおのこと、続きを読みたくなるような工夫が必要なのかもしれません!

    成長の実感ができるというのは幸せなことだと思いますよ!
    それが例え自己満足だと言われようと、自分にしか分からないものというもの必ずありますから!

    応援ありがとうございます!
    これまで長年小説を書いてきて、ようやく何かが見えてきたような気もしますので、この感覚を大切に、作品を書き続けていきたいと思います!
    お互い頑張りましょう!

    コメントありがとうございました!
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する