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「漫画原作小説コンテスト」で大賞を取るための方法(を考える)③ ~現実と現状・その2~

おはようございます、埴輪です!

……というわけで、早速昨日の続きを書きたいと思います!

「②キャッチコピー」はカクヨムならではの要素で、タイトルと並んで読者の関心を惹くためには欠かせないものです!

「アルケミー∞ウェイスト ~落ちてきた歌姫~」が公開された時のキャッチコピーは……確か「ゴミ収集作業員と歌姫の出会いから始まるコミカルな冒険活劇!」だった……ような気がします!(曖昧)
メインの登場人物が「ゴミ収集作業員」というのは珍しく、目立つのではないかと思って採用したのですが……「ゴミ収集作業員が登場する」という理由で読者が読もうという気になるかどうかと思い直し、今の「少年、少女、空、正義、猫、錬金術……コミカルなファンタジー冒険活劇!」に変更しました。

――そう、この「変更する」というのがポイントで、より素敵なキャッチコピーを思いついたら、変更した方が良いと思いますし、それがタイトルと大きく異なる点だと思います!(作品の顔がころころ変わってしまうのも、落ち着きませんしね……!)

ちなみに、今のキャッチコピーはとにかくキーワードを列挙することで、どれか一つでも読者の関心を惹いてくれればという思いで採用しました!

「③小説の概要」は作品のあらすじを書くもよし、登場人物の紹介を書くもよしと、色々と工夫の余地がある大事なスペースです!
後日改めて触れることになると思いますが、読者が作品を読んでみようと思う最後の決め手になるのが、この小説の概要ではないかと思います!

私はこのスペースに、まずは作品のあらすじを書くことにしました。
あらすじの書き方も千差万別あると思いますが、私は手持ちのSF小説……その裏表紙に書かれている文句を参考に文面を考えました!
実際、私が本屋で小説を探す際、まず最初に目を惹かれるのはタイトル(表紙・背表紙)であり、それからどんな内容なのかと必ず目を通すのが裏表紙の文句であることから、これはWEB小説にも通じるだろうと考えた次第です。

そして、あらすじを挟むようにして「煽り文」と「作者のコメント」を載せたのは、小説の帯を意識してのことです!
……結局のところ、色々と参考になるのは実際に本屋で売られている小説の数々で、コンテストで大賞を取った作品もいずれ店頭に並ぶことを考えると、我ながら理に適っているのではないかと思います!

でもって。

私はさらに、pixivで公開している「絵コンテ」へのリンクも掲載しました。
これは読者の興味を少しでも惹こうという思いはもちろん、本作が「漫画原作小説」として書かれたものであることをアピールするには、これ以上のものはないと考えたからです!(なら、漫画を描けって? ……ほら、私は小説家ですから!)

「④目次」(昨日は「小説情報」と間違って書いていましたが……!)はこれまでの①~③と比べると重要度が低そうにも思えますが、中々どうして、最後まで読んでもらうことを考えた場合、必ず避けて通れない要素だと思いますし、私がこれまでに投稿した作品と明確に違うのが、この目次だと思います!

これを私の作品……例えば「アンダークラウド」の目次と比較した場合、どちらを最後まで読んでみようと思うでしょうか?
……まぁ、文字数が3倍ぐらい違うので公平とは言い難いですが、「アルケミー∞ウェイスト ~落ちてきた歌姫~」の方が、見栄え良くできたのではないかと思います。
いくら「小説は中身で勝負!」とは言っても、もし見栄えのせいで読まれなくなってしまったら……悲しいですからね。

そして不思議なもので、目次の見栄えを良くしようとすると、小説の中身も整っていくと、中身が整っていないと目次もいびつになってしまうというか……「内面は顔に出る」ということでしょうか。

……そんなこんなで、二日間に渡って「作品を読んでもらうための工夫」を見ていきましたが、いかがだったでしょうか?

「なるほど!」と思った方に、「何を的外れな!」と思った方、ご感想は様々でしょうが、少なくとも、これらの要素と真剣に向き合わない限り、コンテストで大賞を取ることはできないと思います。

もちろん、小説の中身が素晴らしければ、自ずと評価されていくものだと思いますが、評価以前に作品を読んでくれる人がただの一人も現れない可能性すらある……それが、小説投稿サイトの現実です。(「何を馬鹿な……!」と思った方は、すでに作品を読んでもらえるという環境が整っているので、あとは作品の研鑽に努めればデビューも近いはずですよ!)

……とはいえ、最も大事なのが作品自体であることは間違いありません。
その上で「作品以前」を工夫し、より多くの人に作品を読んでもらう機会を増やしていくことは、作品にとっても、作者にとっても、そして読者にとっても……決して、マイナスになることではないと思います。

自分の作品が評価されないのは、ただそれを認めてくれる人が現れていないだけ。

――それが本心なのか、評価されない理由が作品にあるという事実から目を背けたいだけなのか、今一度、自分自身に問いかけてみるのも良いと思います。

そして、自分は何のために小説を書いているのかということも。

……と、話が大幅に脱線しましたが、この二日間で「現実と現状」を見ていきましたので、明日は次なる一手……「ランキング上位の作品」に目を向けたいと思います!

では!

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