• SF
  • エッセイ・ノンフィクション

帰ってきた!「漫画原作小説コンテストへの道」⑮ ~完成させることの大切さ~

ゲームを作りたい!

……こんばんは、埴輪です!

何だかんだで一日振りの更新となります!
まぁ、このところ文字数が増加傾向にありましたので、ちょっとリセットという意味も込めて、今日も控えめにいきたいと思います!

でもって。

今朝、メキシコで吉田P(FF14プロデューサー兼ディレクター)が行ったステージを視聴して思ったのは、完成させることの大切さです。

もちろん、ステージはゲームについてのものでしたが、物作りの姿勢という点では、ゲームデザイナーも小説家も、何ら変わらないのだなぁと気付いた次第。

ステージでは色々なお話がありましたが、私がその中から抽出、租借した内容は「ゲームデザイナーになるなら、ゲームを作るべし」ということ。

何も世界を唸らせるような名作ゲームを作ろう……ということではなく、どんなに単純でもいいから、ゲームというものを作ってみようということです。

「自分が作りたいのはこんな単純なゲームじゃないんだ!」という気持ちはよく分かりますが、「そんなの簡単に作れるよ!」というゲームでも、作ったことがあるのとないのでは雲泥の差だと思うのです。

どんなに単純でも、それがゲームであれば遊ぶことができます。
それだけでなく、誰かに遊んで貰うこともできます。

これが未完成なら、例えどんなに凝った作りでも、最初から最後まで遊ぶということができませんから、それをゲームとして評価することもできません。

一年以上かけて作っている未完の作品と、一日で作って完成した作品。
ゲームとして評価を下せるのは、後者の作品です。

このように、完成した作品と未完成の作品には超えられない大きな壁があります。
これは小説でも同じで、いかに読者を引き込むプロローグから始まっても、きちんとした終わりがなければ、作品として成立しません。

私が完成させることの大切さを実感したのは、二作目の小説を書き上げた時です。

一作目も嬉しかったですし、誰かに読んで貰えることがいかに素晴らしいことか!
その一方で、完成しただけで満足という部分もありました。

ところが、二作目は長編で、本当に書き上げることができるのかも分からないままひたすら書き進んだ結果、完成にこぎ着けることができました。

すると、誰かに読んで貰うことはもちろん、コンテストに応募もできるようになり、それは作家をぐっと身近に感じた瞬間でもありました。

完成させる力。
それこそ、私が九年間の執筆生活の中で獲得した力ではないかと思います。

……ところが。

私はゲームというものを完成させたことがありません。

ゲーム自体は大好きなので、「RPGツクール」というゲームを作るゲームが登場した時は、「コレだ!」と思ったものです!

そして早速作り始めたのですが……まぁ、これが大変なこと。
色々な制約が多く、自由にゲームを作るこはできませんでした。

それは自分の創作意欲に耐えられない「RPGツクール」に問題があると当時の自分は思っていたぐらいですが、今にして思えば何のことはない、ゲームを完成させることの大切さを何も分かっていなかっただけでした。

ただ、今は違います。

小説を通じて、完成させることの大切は痛いほど身にしみています。
今の自分なら、これをどうすれば完成させることができるかという観点から、物事を見ることができると思います。

なので今一度、内容は魔王を倒す勇者ぐらいシンプルなものでもいい、とにかく、最初から最後まで遊べるゲームを作りたいと思っています!

それを成すことができれば、今の自分が思っている以上に、大きな実りがあることはまず間違いありませんから。

……というわけで、今日の「近況ノート」はブログにアップした吉田Pのステージをまとめた記事を紹介し、終わろうと思います!

【吉田P】『コンピューターゲーム黎明期から現代に至るまでビジネスモデルの変革がゲームデザインに与えた影響について』まとめ【FF14】
http://marie-stringer.hatenablog.com/entry/2016/07/03/171247

……そうそう、「漫画原作小説コンテンスト」用の作品は、完成を目指して日々作業を進めております!

では!

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する