• SF
  • エッセイ・ノンフィクション

帰ってきた!「漫画原作小説コンテストへの道」⑥~第1回 カクヨムWeb小説コンテスト」結果発表~

こんばんは、埴輪です!

本日、「第1回 カクヨムWeb小説コンテスト」の結果発表がありました!
まずは受賞された作家の皆様、おめでとうございます!
そして、コンテストに応募した全ての作家の皆様(私を含む)、各出版社の皆様、カクヨム運営の皆様、その他本コンテストに関わった全ての皆様、お疲れ様でした!

さて、発表された結果は以下の通りです。

応募総数:5,788作品
最終選考:185作品
大賞受賞作:7作品
特別賞受賞作:19作品

★私が応募した作品★

『アンダークラウド』(ファンタジー)
https://kakuyomu.jp/works/4852201425154965592

『久遠のシオン』(SF)
https://kakuyomu.jp/works/4852201425154965979

『人形のカプリス』(SF)
https://kakuyomu.jp/works/4852201425154966232

『ケータイ・ガール ~携帯観測』(恋愛・ラブコメ)
https://kakuyomu.jp/works/4852201425154966365

『カラクリ・オーバチュア ~アイドロイドは紅白の夢を見るか?~』(SF)
https://kakuyomu.jp/works/4852201425154966675

『ネスト』(SF)
https://kakuyomu.jp/works/4852201425154967096

……私の作品は残念ながら受賞に至りませんでしたが、本コンテンストを経て、26もの作品が書籍化されることが決定しました。

これはとても喜ばしいことであると同時に、これらの作品が世間にどれほど受け入れられるか、どれほど売れるかが本当の戦いだと思います!

私は著作を電子書籍として販売している経験から、小説を売ることがいかに大変かが身にしみております。
もちろん、紙媒体であること、コンテンスト受賞作という肩書き、出版社のバックアップは強力なので、私と比較することには無理があると思います。

ただ、私の場合は出版に関してほとんどコストがかかっておりませんが、書籍化には途方もないコストがかかっており、それをペイするためにはかなりの冊数を売り上げる必要があると思います。

こうした状況を加味すると、「小説を売る」ということに関して、本質的なところに大きな差はないのではないか思います。

その上で強く感じるのは、「無料」と「有料」の差です。

とにかく人は、お金の使い道に関してはシビアです。
敢えて嫌らしい言い方をさせて頂くと、私の活動を応援してくれている方でも、私が100円で販売している電子書籍を購入してくれた方は極僅かです。
それどころか、小説を実際に読んでくれた人もほとんどいないと思います。

だからといって応援するという言葉が社交辞令だというわけではなく、応援するのと作品を買うのはイコールではないという、単純な事実を示しているのだと思います。(応援してくれている方には、本当に感謝しております! 私の一番のファンである母ですら、作品を読んだこともなければ電子書籍も買っていませんからね!)

私にしても、小説投稿サイトやTwitterで関わりのある作家さんの作品を実際に買ったり、読んだりすることはほとんどありません。
それでも、その活動を応援しているという気持ちに偽りはありません。

……このように、無料で人気がある作品が書籍化されても人気が出るかどうかは、蓋を開けてみなければ分からないと思います。

とはいえ、無料でもほとんど読まれていない私の作品と比較すれば、コンテスト受賞作は大きな可能性を秘めていますし、だからこそ受賞したのだと思います。

一番の理想は、人気を博して書籍化された作品が、ちゃんと売れていく、商売になることで、そうすれば後続の作家達にも夢や希望を与えることになります。

五千を超える作品の中から選ばれ、満を持して出版されたのに売れない、専業作家では生活がなり立たない、というであれば、夢も希望もありません。

私を含め、多くの人がこの世界に求めいるのは「公平さ」だと思います。

頑張った人が頑張っただけ評価される。
良いものが良いと認められる。

本コンテストで受賞した作家の皆さん、そして書籍化された作品達が、公平な評価をされることを切に願います!

……と、これで終わると「漫画原作小説コンテスト」とタイトルにある意味がなくなるところだった!

えっと。

先ほど私の作品とコンテンスト受賞作品を比較するようなことを申し上げましたが、両者の決定的な違いは「作品そのもの」だと思います!

作品のクォリティ、面白さ、色々違いはあれども、一番の違いは「作品を読んだ人がオススメしたいと思うか思わないか」だったと思います。

読んだ人がしみじみと自分の心の中で味わうだけでなく、ぜひこの作品について語りたい、多くの人に伝えたいと思えるような作品が、出版社が求めている作品……つまりは売れると判断される作品なのだと思います。

私が応募した作品は、こうした観点から書かれたものではありませんでした。
自分が興味のあるテーマについて、好きなように書いた作品達です。
それを面白いと思ってくれる方はいると思いますが、恐らく、それはそこで完結するような面白さであるような気もしています。

なので、カクヨムのような小説投稿サイトからの書籍化を考えると、やはり読者の話題になるような、そうした「何か」が必要なのだとお思います。

そのために何をすればいいか……それは私も探し求めているところですが、今作成を進めている「漫画原作小説コンテンスト」用の作品は、そうした部分を意識するようになって初めて書く小説となりますので、今までとはひと味違った仕上がりになるのではないかと、私自身、楽しみでなりません!

やはり、作家は作品で語るしかないと思いますので、早く皆様に披露できるよう、全力で頑張りたいと思います!

では!

【追伸】

コンテンストは終了しましたが、上記の私の作品は絶賛公開中です!
タイトルやキャッチフレーズで興味を持たれた方は、ぜひご一読をお願いします!

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する