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いっさん小牧様 レビュー忘れません。

また寂しい思いをしている星都です。
仲良しのだった方の退会は( ; ; )になりますね。コメントがなくなるけど、レビューは残したかった。そんなわがままをお許し下さい。

お元気で、いっさん小牧様。





この作品を読み始めた時、「なにやら設定が不思議だなぁ」「突拍子もない出来事が起こるなぁ」と感じていました。漠然としたまま、導入を通過しました。
それからも不思議なお客たちが各自の大切なものを「リメイク」してもらうためにshop青山を訪れるのですが、このパートはまさに、時間を忘れて読みました。ひとえに、作者の神がかったセリフ回しのおかげです。セリフで物語が展開する。一つの完成形です。細かい部分ではありますが、かっこの形を意図的に変えることで不思議感を増大させ、同一人物のセリフを連続して書くことで緊迫感を煽ります。
やがて到達した「謎解き」パートはまさに圧巻。ミステリーとしての質の高さが花開きます。話の分割もお見事です。全編を通じて、「わがこと」として事件を受けとめることができました。

もやもや、から、収束へ。
ミステリーの醍醐味。そして真骨頂を体現した一作です。

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