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冷たい牢屋

冷酷な気持ちとか、悲しい気分でいると冷たくて小さな箱に閉じ込めらてるみたいな気分になります。今日は湯船で温まるのに失敗。耳を塞いで、心臓の音を聞いていたのですけれど。
私はわりと小さな頃から、何かを守ろうとしたり、誇りのために誰かを非難するのを見ていると芯からとても冷たい気持ちになります。ヒロイックに同情したりする姿に冷酷を感じる。自然と涙がこぼれてくる。論争するなら常に創造的でありたい。本当は論争はどんな目的であれ嫌いです。ほとんどの場合、他人を持ちこむからです。それは破壊で、創造とは真逆です。夢中になると、なにを破壊しているのか見えなくなります。
文章を書くことは、ものをつくることは、私を独りにしてくれる。とてもやさしい孤独を与えてくれます。
人の憎しみやささやかな八つ当たりが色んな場所に顔を出しているととても悲しい気持ちになる。
創造、けれど私が思うに、人がこれまでに本当に出来たことと言えば、人を愛することだけだと思うのです。ごく普遍的な、友情を抱くことです。自分を大切にするように、人を大切にすること。それを阻むのは、いつも自分自身です。

不満を抱かず生きるのはとても難しい。けれど不満というのは、一度抱くとどこまでも際限なく膨らむものです。欲望は満たす事で人の痛みに鈍感になれます。麻酔に似ている。

悪を大切にしてはいけない。これは私をひどく苦しめる。創作が孤独を与えてくれる。人の一生は儚く思えて、生きている間は非常に複雑で苦しいものです。

どこまで克服できるかな。毎日が修行の連続です。これが生きている証なのでしょう。


追記
嫌なこととか、頭にくることとか、悲しい気持ちにさせられる事があっても、そういう人生もあると思って、受け入れられたら、もしかして、一番近くにある幸せの中で生きていこうと思えるのかもしれません。人を憎まない心は穏やかで、気持ちが良いものです。

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