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レビューのお礼とお知らせ

こんばんは。まずレビューのお礼から。


夷也荊様
https://kakuyomu.jp/users/imatakei

『遠くへ行けない私』に素敵なレビューありがとうございました。
https://kakuyomu.jp/works/822139840212462256/reviews/822139841106170834


9日に投稿した『涙の再会~小次郎へ捧ぐ~』
https://kakuyomu.jp/works/822139836292229261
お読みいただき、ありがとうございます!
こちらはノンフィクションで思い入れがあります。
よろしければまだの方はぜひ読んでいただきたいです。
小次郎の生きざまをどうかご覧ください。


今夜22時11分に
『冬の朝に』を投稿いたします。
よろしければこちらもよろしくお願いします。


さて、小次郎の話を少しだけさせてください。

小次郎はほとんど「ワン」と吠えない子でした。
お出迎えのダンスの時に高いキュンキュンという声は上げてましたし、
ご飯のおこぼれをもらいたいときも高い甘えた声でキュンキュン言っていました。
でも、「ワン」とは言いません。
散歩先でほかの犬に吠えられても知らぬ顔。とにかく小次郎は小さな体躯に似合わずとても強い犬だったんです。
でも一度だけ、私は彼を怒らせてしまったことがあり、その時は、低い声で「ワン!ワン!」と鳴いていました。
小次郎がヘルニアを患い、それでも彼はしばらくして痛みが治まったころでした。
義両親はドイツに旅行に行っていて、私は義両親の家で10日間小次郎の面倒を見ていました。その時に、彼はソファーにどうしても乗りたかったらしく、飛び乗ろうと飛び跳ねたのです。私は彼の腰を心配して、
「ダメ。飛んじゃダメでしょ」
と言っていたのですが、何度も何度も挑戦してしまう彼に、
「ダメって言ってるでしょ!!」
と強く怒りました。
小次郎にとって、それまで私は自分より格下の甘いおばさんでした。
なので、彼は怒ったのですね。
そのあとご飯を作っていた時に、その声は響いてきました。
低い低い声でした。「ワン!ワン!」
はじめ、私は誰の声かわからず驚きました。そして居間に行くと。
小次郎はお気に入りの毛布の中に入って必死で吠えていたんです。
私に直接吠えるのはだめだと思ったのでしょう。それでも彼は怒っていて、怒りをぶつけたかった。
なんていじらしくて、かわいい怒り方なんだろうと私は切なくなりました。
「ごめんね、小次郎。でも小次郎のためだったんだよ」
しばらくは私に近づかなかった小次郎でしたが、夜はやはり私の襟巻になって寝ていました。

そんなかわいい小次郎の最後の話。ぜひぜひ一読ください。

それでは今日はこの辺で。

皆様お疲れ様でした。

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