電車の窓越しに手を振る大人。手だけがはみ出てるなぁ。将来捨てたもんじゃない。
おかえりを噛んで言い直す母。小さな幸せの欠片がまた戻ってきた。
遠くへ1人で行った時の切なさと寂しさと少しのわくわくがたまらなく好きなんだよ。
お疲れ様。頑張ってきたのを知ってるから。労うなんて言葉が合ってるのか分からないけど一旦ゆっくり話しながらご飯を食べようよ。
時間を無駄にするのも、長い移動も、眠気を我慢するのも、お金を使うのも好きじゃない。
でも友達のために浪費するのは大好き。
わざと歩いたんだよ。ゆっくり話したいから。
12月の夜。満月の日。風は冷たいし周りも暗いけどたまらないほど大切で明るい記憶になったよ。
いつでも友達と話せて、思い出を形にできて、常に今を伝えれる。なんていい時代なんだろう。
インターネットがもたらしたものは利便性だけじゃないと思うんだ。
いつか死ぬのはみんな知ってる。自分もどうせ死ぬ。じゃあ最後は天国で出会って一緒に堂々巡りでもしながら歩いていけるじゃないか。だから泣かなくていいんだよ。
いつでも連絡を取れて声を聞けるから今日は悲しまなくていいんだよ。門出の日だからみんなで笑って走り出そうよ。
嘘だよ。もっと一緒に騒ぎたかった。
「忘れてしまえよ」って言えるぐらい強くなりたい。
いつか集まった時にそのほうが笑えるだろ。
叱られることはそんなに悪いことなの?褒められたことより思いっきり叱られたことの方が笑えるし記憶にも残ってる。
思い出は記憶という名の傷跡だよ。
本当は直接言いたい。思いっきり話したい。でも出来ないから文字に起こす。いつかこれを見せて話したい。
本当に大人になりたくない。大人の方が自由でどこへでも行けるけど。でも、やっぱり今の「制限」の中で思い切り弾けて限界を破ろうとしてるのが最高に楽しい。
簡単な挨拶やお礼を伝えられているのかな。文字でもいいから相手に伝えたい。絶対にその方が嬉しい。そうに決まってる。
冬の夜。向かい風が痛い。でも誰かのためを思って急いでる時はいくらでも飛ばせられる。本当は寒いし痛いけど、それ以上に高ぶってるものがあるから。まるで燕のように。
「もし2人の人と中を深めたら2人目を大切にしなさい。もし1人目の方が大切なら2人目とは出会ってないから」
そんなわけないだろ2人とも最高に大切だよ。
カップルを見てムカつくのは、羨ましすぎるからだよ。同時に何も出来ない自分に腹が立ってるんだよ。
みんな「ウザイ」からじゃない。
今でさえ色んな自分がじぶんの中にいる。この調子で行けば死ぬ時には本当の自分がどれか分からなくなりそうだな。
決して付き合うなとも、別れるなとも言ってるんじゃない。君の行動で悲しんだ人がいることを常に頭の中に覚えておけと言ってるんだよ。
別れて愚痴るくらいなら付き合うな。
憂鬱が立ち込める朝のホームも、疲れた教室も、振り向いたあの子の笑顔も全部僕の一瞬で青春だよ。
朝起きたら泣いていることがたまにある。どんな夢かも忘れたけど切なくて寂しかったことは覚えてる。
もし違う選択をして君とチームメイトになっていたら今日君は泣かなかったのかもしれない。
過信じゃないよ。自信と後悔と悲しさだ。
1度くらい光がこの世から無くなればいいのに。
そうすれば本当に見ないといけないところが見えるんじゃないかな。
ものや動物で人間を例えるのをやめてくれよ。人はそんなに規則的に動かない。感情や力があるんだ。人の本質は不規則なものだよ
みんな大人になってる。友達の泣いてるところを見た事ないってこんなに悲しいんだね。
でもいつも思うよ。涙が透明でよかった。
試合が終わって数分。久しぶりに人前で泣いたななんて思っている。後輩には最後もかっこいいと思って欲しくて無理やり止めた。ありがとうね。必死に戦ってくれて。
それから10分後、女子も負けたんだって。応援席で聞いた。ぼーっと体育館を見つめていると3人が後ろで泣いていた。3年間頑張って来たのに今日で終わるなんて辛いよ。ここで僕らの青春が終わったなんて考えたくないけど。