花冷えは薄暗い自室でニタニタとパソコンのディスプレイを眺めていた。
「恋ナニは3000pvか~ニタニタ」
花冷えは『私~数字とか気にしてないから~』なんて外では意気揚々と語っているが、本当はpvを確認することが大好きな自己承認欲求の塊だった...!
「メイヒロも右肩上がりだしぃ~ぐへへへへへ」
キモい!笑い方がキモすぎる...!
...もう一度言おうコイツは自己承認欲求の塊である。
「さ~てとっ!お待ちかねのSFのし・ん・さ・く!伸びてるかな~」
ニタニタときしょ過ぎる笑みを浮かべながら花冷えはSF作品をPV欄を開いた。
「...なんだと...!」
あまりの衝撃に花冷えの脳内では高度な思考が繰り広げられていた。
なぜ人は争うのか。
生きる意味とは何なのか。
なぜ、ホモサピエンスサピエンスのみが高度な認知能力を有しているのか。
先人たちが築いた叡知が花冷えの脳内を駆け巡る。
その結果一筋の光がみてきた!!!
「そうかっ!きっと単位が万なんだ...!目を擦ってもう一度見直そう。そうだ、そうしよう」
...ごしっ!ごしっ!ごしっ!
「...4pvだと!」
花冷えは戦慄していた。
あれ?もしかして...母数が多いラブコメだからみんなみてくれていたの!?
「...違う!?そうだ。うん!それに、花冷えは数字なんて気にしない!」
物書き(意識高い系ってこういうよね)が数字なんて概念に囚われてどうする。
そうだ、自分の自己を開示しそれを同志たちにみてもらう。
それこそ花冷えが求めていたことじゃないか...!
「っと言うことでSF読んでくれると嬉しいですチラッチラッ」
https://kakuyomu.jp/my/works/16817330647819646150/episodes/16817330647819677042