1日遅刻してしまいましたが(笑)、昨日はキスの日でしたね!色々な子達のキスのお話が見られて私もニヤニヤしてしまいました(*ノωノ)❤️
そしてなんと!!!MACKさんがキスの日を題材にして大変素敵なイラストを描いてくださいましたのでご紹介させていだきます!!!↓↓
いやもう待ってちょっと、いまだに直視できません🫣🫣🫣🫣(でも指の隙間から見る)
唇が重なるまであと数センチのこの距離感のエモさよ!!!!ジークの表情が好きすぎて500回惚れました( ˘ω˘)あ、もうダメ好きです…すべてが…( ˘ω˘)
ジークの顔も好きなんですけど、太い首とか広い肩幅とか、あと筋張った大きな手に男の色気が詰まってますね。待ってリーネの顔よりだいぶ手がデケェの本当に好きすぎます。やだもうリーネの顔を包み込むための大きさじゃん…🥺🫶MACKさんの絵って細部にリアリティが感じられるのすごく良いですよね。
今にもキスをしそうな距離で見つめ合う2人の臨場感がすごすぎて、壁大歓喜ですよ。この時が止まったかのような空気感に見ている方もドキドキしてしまいますよね///
ちなみにジークが裸なのは、私のためにわざわざ剥いておいてくれたそうです(笑)さすがMACKさん、私が喜ぶものを完璧に理解されてますわね(バタッ
(いやでもジークが裸なのでベッドシーンにも見えません!?!?いやぁぁぁ好き///)
まるでその場面を切り取ってきたかのような空気感はさすがですよね!せっかくアニメのワンシーンのように描いていただきましたので、私もキスの日を題材にしたお話を書いてみました!よろしければ暇つぶしにどうぞ↓
(ショートストーリーを書こうと思ったら普通に2500字行きましたので短編になりましたw)
〜簡単なあらすじ〜
いつのものように森を巡回していたジークとリリアーネは、泉で溺れかけているウサギを発見。
間髪入れずにジークが泉に飛び込み、ウサギを救助することはできたが服は濡っれ濡れのビショビショに。
「早く脱がないと風邪をひいちゃいますぅ!!」と言いながら服を脱がせてこうようとするリリアーネに、ウサギを抱きかかえながら必死に抵抗するジーク。
「今すぐに魔法で乾かしますので早くシャツを脱いでくださーい!」「いらん、頼んでねぇ!!」「だってこのままではジーク様の体が冷えてしまうじゃないですか!」「お、おい勝手に脱がそうとするな! 外ではやめろ!」「外では?」などとイチャイry揉み合っているとあら不思議。都合のいいことに森の中に見慣れぬ小屋が建っているではありませんか。
ひとまず濡れた服を乾かそうと(※もみ合いの末ジークは無事に剥かれた)ウサギを連れて小屋に入る2人。扉を閉めた途端、鍵穴もないのにガチャリと鍵がかかる音がして、なんと2人は「〜キスしないと出られない部屋〜」に閉じ込められてしまったのでした。(薄い本仕様)
「ジーク様大変です! 私たち、キスをしないと出られない部屋に閉じ込められてしまいました!」
鍵穴のないドアノブをガチャガチャさせながらリリアーネが慌てふためく。ちなみになぜキスをしないと出られない部屋だとわかったかというと、部屋の壁にデカデカと大きくそう書いてあるからだ。
上裸に剥かれたままウサギを抱いたジークも怪訝な顔をして部屋を見回す。
「はぁ? キスをしないと出られない部屋ぁ? なんだってそんな面倒くさいものがこの森の中にあるんだ」
「そういえば最近アルベールが魔法で作ったって言っていたような気がしますね。セレスと入るつもりで作ったらしいんですけど、間違えて好奇心旺盛なライルが部屋の中に入ってしまって、それで……」
「いや、いい。今のは聞かなかったことにする」
なぜか最近地面にのめりこみそうなほどに撃沈しているアルベールの不調の原因はそれかと、特に知りたくもなかった事実にジークは頭を抱えた。ともあれこの厄介な部屋に入ってしまったのだから呆れてもいられない。今から自分はこの部屋から出るために暴走魔女ことリリアーネとキスをしなければならないのだ。
どうしたものかと考えあぐねていると、リリアーネが目をキラキラさせながらジークの手をぎゅっとつかむ。
「ジーク様! これは公式にキスをするチャンスですよ! だってキスしないと出られないんですもん! はい、思う存分にお好きな場所にお好きなだけキスしてください♡あ、僭越ながら、ジーク様のお好きなところに私がキスするのでも良いのですよ」
「そのあたりの壁にでもしておけ」
んー♡と唇を尖らせながら迫ってくるリリアーネを華麗に無視して部屋のあちこちを探す。ほかにも部屋から出る方法を見つけようと思ったのだが、白い部屋は殺風景で家具一つなかった。窓もなく、ドアは今しがた自分たちが入ってきたところだけだ。さてどうしたものかとあごに手をあてて考え込んでいると、背後でリリアーネが小さく悲鳴を上げた。
「ジーク様! この部屋、ちょっとずつ狭くなっているみたいです。ほら、壁が迫ってきてる!」
なんということだろうか。この「〜キスをしないと出られない部屋〜」は一定の時間が経つと四方の壁がぐぐぐっと迫ってくるご都合仕様になっているようだ。入ってきた直後はパーティールームほどもあった大きな部屋が、今や独身男性の寝室ほどの狭さ(※偏見を含む)になっていた。なんて空気の読める壁なんだ。
「リーネ、こっちに来い」
このままでは壁に押し潰されてしまうと察したジークは咄嗟にリリアーネの肩をつかんだ。鍛えている自分はまだしも、か弱いリリアーネなど壁に押しつぶされればひとたまりもないだろう。こんな物騒なところにいるくらいなら、さっさとキスをして出て行くほうがいい。
「すぐ終わる、目つむっとけ」
一言告げて唇を近づける。だが、サラリと指をかすめる髪の柔らかさに、思いがけずドキリと心臓が鳴った。
(……本当にこれが最初のキスでいいのか?)
やや暴走気味ではあるが、リリアーネは健気に自分を慕って寄り添ってくれる存在だ。そんな彼女の気持ちを無視して部屋を出るためだけの無機質なキスをすることに迷いが生まれる。
「ジーク様?」
長いまつ毛に彩られた大きな柘榴色の瞳が真っ直ぐに見上げてくる。その瞳に吸い込まれるように、ジークはリリアーネに触れた。
指先に感じる髪がひどく柔らかく感じる。ほかの女であればためらいなく唇を重ねたのに、この数センチの距離が、遠い。
「おいオメェらいつまでまどろっこしいことをしてんだ。馬鹿か?」
急に野太い声が背後から聞こえ、ジークは弾けるように身を起こした。見ると、先ほど助けたうさぎが、2人の横で腕を組みながら仁王立ちしている。
「……今の声はお前か?」
「ああそうだよ、ほかに誰がいるってんだ。馬鹿か?」
「うさぎが喋っているのですか? でもおかしいですね。動物の言葉がわかるのはジーク様だけだったはずなのに」
「うるせぇよ。それでいったらキスをしないと出られない部屋もわけわかんねぇだろうが。薄い本にはな、ルールもリアルもモラルも全部ねぇんだよ、覚えとけ」
「モラルは持ってろよ、どんな本でも」
さすがにカクヨムのアカウントまで凍結したら泣く。
だがうさぎはチッチッチと指を振ると、ぴょんとリリアーネの肩に飛び乗った。
「俺が本物のキスの仕方を教えてやる」
「う、うさぎさんが? はい、わかりました。どうすればいいですか?」
「とりあえずお前、こっちに来い」
チョイチョイと手招きされるままにジークはウサギに近づいた。と同時にぐいと髪を引っ張られ、ぶちゅぅぅぅぅと唇に熱(圧)を感じた。
同時にファンファーレの音が鳴り響き、ガチャリと鍵が開く音がする。
「これがキスっていうやつだ。覚えておけ」
「いやなんで俺なんだよ」
「フッお嬢ちゃんのファーストキスは、好きな人にとっておきな」
「むしろジーク様のファーストキスは私が良かったんですけど」
だがリリアーネのツッコミもつぶやきもむなしく、うさぎはグッと拳を握ると颯爽と緑の森の中へ去っていった。
森の中に佇む不思議な小屋は、今日もカップルを待ち続けているのである――
おわり
―――
思ったより長くなって草(笑)もうショートストーリーじゃねぇよ短編だよ。
でも一応イラストのカットが物語の中に入るように書いてみました🙌✨わーい
実は某所でイラストをいただいた時は、イラスト自体ももうちょっとコミカルな雰囲気だったんですよね。リリアーネが目をキラキラさせながらジークをガン見してて、ジークがキスしづれぇなみたいな顔をしている感じで(笑)
だけどその後別verとしてこちらの絵をいただいたのですが(お気遣いありがとうございます!)、コミカル要素がなくなると途端にものすごくエチエチになりますね///すごく真面目にキスを迫ろうとしているように見える!
なので、キスを見逃さないようにガン見するリーネとやりづらそうにしているジーク、ではなく、キスをためらうシーンとして描いてみました🙌
1日遅刻してしまいましたが、私も乗っかれて楽しかったです!
MACKさん今回も素敵なイラストをありがとうございました!!✨✨✨✨🙌🙌🙌
