• ホラー
  • 現代ファンタジー

【ブルアカ】ミカの二次創作がしてえ

「pixivでしろよカス」って話かもしれませんけど、わたしはカクヨムで小説が書きたいんです。
わたしはあのpixiv小説界隈というものが『ナプキン真っ茶色の中2~成人済🔞の♀がやれ悪役令嬢だのツイステだの刀剣乱舞だののくっせえくっせえ夢小説をにちゃにちゃと執筆し、ネットに張り付いて生きてきたキショすぎコバンザメ共特有の馬鹿みてえなネット語録で互いの傷を舐め合う、極めて醜く浅ましく禍々しい鍋の底』であることは重々承知しておりますから、どうしてもわたしはあんな所に踏み込めやしない。だから、わたしはカクヨムで小説が書きたいんです。

でもさあ!俺出会っちゃったんですよ!!!ブルアカってゲームにさあ!!!
そんでさあ!!俺メインストーリー読んでくうちに…『推し』っつーのかなあ!?そういう娘が出来ちゃってさあ!!!
『ミカちゃん』って言うんだけど!!!!マジであの娘すごいんスよ!!!!
アッコさん!!!この娘マジですごいんスよ!!!!

あまりの『ミカ』という生徒が一身に背負う濃密な『良さ』に思わず勝俣さんになってしまいました。エデン条約編の後半ってのはねえ!!!!『赦し』と『許し』のぶつかり合いですからねえ!!!!!

「ミカちゃんって言うん?…あなたは何をされてる方なの?」という疑問はすっ飛ばして、とりあえずわたしの『ミカの二次創作がしてえ』という強固な意志の根底にあるなにかについて説明させていただきやすぜ、旦那。

そもそもの話、わたしはブルアカをカクヨムを始める前からプレイしていました。目的と言えども、『ネットミームになっている、これからなる様々なネタを眼前で見たい』ということだけで、推しキャラなんて1人としていませんでした。
ただただログインし、任務とストーリーを進め、イベントにちょいちょい参加し、強そうな生徒がピックアップに来ているガチャを回す。これが、当時ブルアカを始めて数ヶ月経つ頃までのわたしのプレイスタイルでした。マジに悔いています。マジに。

しかし…わたしの頭が任務を進める上でのシミュレーションを自然と考えるようになった頃、いつの間にかわたしはYouTubeで『ブルアカ 閣下はお怒りのようです』と検索していました。そして、1番上に出てきた『総統閣下は生徒たちについてお話したいようです【ブルアカ】』という動画を何の気なしにフラ〜っと見てみたんです。
わたしは今までの自分が恥ずかしくなりました。総統閣下とその部下が推し生徒について喚きながら語り合うあの姿に、真の『先生』たるものを見つけたのです。そして、同投稿者さんの動画を追いかけていくにつれ、総統閣下はわたしにこう説きました。『ブルアカのストーリーは全編いいから新任の先生は是非とも読んで欲しい』と。

ああ。わかったよ閣下…
俺、ストーリー読み直すよ…!

そして、約1週間をかけ、わたしは遂にエデン条約編へとたどり着きました。
ミカが『赦し』を口にし、実行したあのシーンを迎えた際のわたしは…きっと一種の『幸福の絶頂』を味わったんだと思っています。
濁ったこの世界に負けない、分厚くユーモアに溢れ可愛さが端々から滲み出ている、しかしアツい展開と残酷な脚本からなる、確固たる根を張った『透き通る物語』に、ミカが赦しを実行したあのシーンを読んだことにより、わたしは『完全に浸った』のです。

ミカはわたしに『圧倒的な感動と読書体験』を与えた罪なキャラです。
だからこそ、わたしは彼女を『推す』という行為をすることにより、彼女を『赦す』という行為も同時にしようと思っています。
おい、聖園ミカ!!!絶対に汚いいじめなんかに負けるな!私がいるぞ!大丈夫だぞ、聖園ミカ!頑張れ頑張れできるできる絶対出来る頑張れもっとやれるって!!やれる気持ちの問題だ頑張れ頑張れそこだ!!!!そこで諦めんな!絶対に頑張れ積極的にポジティブに頑張る頑張る!!!セイアだって頑張ってるんだから!!!!(カメラがセイアに向く)

なんか文がおかしくなってきたぞ。早くに結論に入った方がいいな。
要するに…わたしは『圧倒的な感動と読書体験』と『ミカという生徒が一身に背負うデカすぎる良さ』の2つの理由で、わたしはミカを最推しとしているのです。
でも引けてねえんだワ!!!!再ピックアップ待ってます!!!!!!無いだろうけどよ!!!!

そして、わたしはすっかりミカ推し先生たちの一員と化してしまったワケです。
こうなったからにはもう『ミカのファンアートを探すためにインターネットをさまようよろい』と『ミカの情報をひたすら頭の中に詰め込むフォアグラ』の二面性を持って生きなくてはなりません。

こうしてフォアグラ兼鎧としてインターネットを練り歩いていたところ、「ミカの絆ストーリーで先生と部屋で2人っきりで朝まで過ごす」という情報を入手し、早速YouTubeで検索をかけました。

見ました。控えめに言って最高。普通に言えば「この絆ストーリーを作ったのは誰だあっ! 見ろ、心が浄化されてしまったではないか!」という感想がスラッスラ出てしまうほどの完成度及び尊さでした。大袈裟に言うと、

フウウウウウウ〜〜〜
わたしは…ブルアカの「ミカのメモロビ」ってありますよね……あの場面…スマホで見た時ですね…
夜空の奥から与えられる崇高な光を背に、コロコロと変わる「表情」…
あれ……初めて見た時……なんていうか……その…上品に言いますが…フフ……感涙……しちゃいましてね………

ここからは、わたしの創作にはなるのですが…
この夜のこともあって、先生はヒマになるとミカの元を訪ねるんですよ。
回数を重ねる毎に、ふたりの『先生と生徒』という関係上での距離は縮まっていって、ミカさんの部屋で会うようになるんです。ある時先生は「ミカのキリエは上手かったよね、聴き入っちゃったな」という話をするんです。そして、ミカさんは「あの曲、お気に入りの歌なんだ。先生のお気に入りも聴きたいな☆」と、先生に聞くんです。そして、先生はイヤホンを懐から出して、ミカさんにBUMP OF CHICKENの『涙のふるさと』を一緒に聴くんですよ。そうやって5分ほど経って曲が終わってイヤホンを外すと、隣から静かにすすり泣く声が聞こえるんです。泣いていたんですよ、ミカさん。慌てて先生はミカさんをなだめると、ミカさんは「わたし…このバンド好きだな。ねぇ先生、他の好きな曲…教えてくれる?」と言うんです。そして、先生とミカさんふたりの小さく細々としていて、心地よいハーモニーが、無機質で寝心地の悪い屋根裏部屋に満ちていくんです。小説の最後は…きっと、ミカさんの琴線に触れたのでしょう、『supernova』のラララララ…の部分を、窓枠に切り取られたトリニティの朝を眺めながら一緒に歌って、終わりとします。
これが、わたしの、ミカに捧ぐ二次創作です。

よっしゃ〜!!!書くぞ〜!!!
ぜってぇ見てくれよな!!!!!!!

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する