「小さな丘の上の病院物語」は、実は三つの作品群からなるシリーズの一部です。
シリーズ名はアースガルド三部作。
すでに作中でも出てきましたが、アースガルドは異世界です。
この異世界に転移していく人たちと、転移後に異世界を変えていくお話です。決して英雄でも魔法使いでもないですし、チートもなく変えていきます。
普通の人が世の中を変えていく(しまうってのが正解かも)のです。
異文化接触が、このシリーズの大きなテーマです。
異世界転移/転生ものを読んでいて、違和感を感じませんでしたか?
『この人、前はどんな生活してたんだよ』とか、『なんでこんな能力あるんだよ。前世で活かせば(ry』とか。
このシリーズはいきなり異世界転移してしまう反発でもあります。
時系列的にはこの「小さな丘の上の病院物語」が最初です。
最初から『転移前の話だよ』って、バラしてしまうとつまらないので、ぎりぎりまで我慢してました。
ま、それ以外にも理由があるのですが。
それは完結後にあとがきとして、ここに書くこととします。