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作者の知らない事をキャラが語る事

 TRPG大好きで、GMは三桁以上やっているのですが。(キーパーの経験はないのが不思議)
 
 小説を書いていて、キャラが勝手に動く事についての誘導とコントロールについて、非常に勉強になったのです。

 個人的には、好き勝手やらせて、脱線や話に外れすぎないようにはします。
 シナリオに参加させる、みたいな気持ちなんですが。
 
 が、ノーシス書いていて、キャラは勝手に動くので、紘一が、「実は親子二代の確執がある」とか言い始めた時に、作者としては「ふーん。そうなんだー」とか思うわけです。
 アレを書きながら、じゃ、あいつをこうしよう、とか、この時にこうしよう、となっていくわけで。自分の知らない設定を彼らは作ってくれたりするのです。

 ラストまでの道のりは決まっています。でも、本当にそうなるかは分からないんですよ。スティーヴンキングのミザリーの主人公も、キングのシナリオに対して、うまく立ち回って生還しましたし、キャラがどうなるか、分からないですよね。

 シナリオでキャラを押さえつけすぎるとご都合になる。ご都合が何故発生し、作者の手が出てくるのかって、そこなんじゃないかなって思ってます。
 しかし、キャラを自由にさせすぎると、破綻する。

 最初の読者って、作者だなぁ、と思います。

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