猫を拾った青年がいた。
「ニャー」
「…………」
「ニャア〜」
「なんだよ」
「ニャァァァァ」
「……はぁ……しゃーねーなあ」
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「ニャアア〜」
「……だ、誰だお前は……」
ある日丈仁(たけひと)は家に帰ると猫耳で尻尾が生えてる人間に突然笑顔で抱きつかれた。いやそもそも人間なのか?
しかもその猫人間は言葉を喋りやがる。
「タケヒト」
なんと猫人間は俺の名前を言いやがった。どういうことだ?
困惑する丈仁、笑顔で顔をスリスリしてくる猫人間。
自堕落人間と猫耳少女の小説がここにあり。