『その涙は違法です』、
第8話・第9話・第10話・第12話をこっそり手直ししました。
ざっくりいうと、
8〜10話
施設のセキュリティ周りやログ閲覧シーンを微調整して、
「たまたま係員が席を外したラッキー」に見えすぎないようにしました。
偽装IDを使っているユイと、「弟」の話をする場面の整合性も少し整理しています。
12話
知らない子どもに「お姉ちゃん」と呼ばれるワンシーンを追加しました。
施設側がそれを“擬似家族ラベル”としてしか扱わない、という世界のルールを
先にチラ見せする回になっています。
後のレンの「姉ちゃん」という呼び方と、少しだけ響き合うようにしたつもりです。
物語の大筋は変えていないので、
すでに読んでくださっている方も「別物になってる！」みたいなことはないはずです。
ただ、ユイとレンの関係性や、施設の「人の見方」が、前より伝わりやすくなっていたらいいな、と。
そして後半は、
ユイの視点が「弟を助けたい」だけからじわじわ広がっていき、
都市OSや中枢ログ、階層間の“痛みの偏り”にまで話がスライドしていく予定です。
だんだんとスケールが大きくなっていくので、
その変化も一緒に楽しんでもらえたらうれしいです。
もし気づいた点や「ここ前の方が好きだった」「ここ良くなったかも」などあれば、
感想や☆でこっそり教えてもらえると、とても励みになります。
引き続き、整えつつ、後半まで完走を目指して書いていきます。