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幕間 馬鹿な女について


本来ならば、作品の中で全部理解して頂けるように書くのが書き手の務めなんでしょうけれど・・

自分なりに、この回を消化する意味でも書こうかなぁと思いました。

ネタバレが嫌な方は見ないで頂けると助かります。

私は最近、NTRモノをホラーとして読んでいるんです。シタ側が道を踏み外す瞬間のドキドキなんて下手なホラーより心臓に悪いと思います。

前は登場人物に感情移入して読んでいたのですが(今でもそうやって読むこともありますが)、ちゃんと読み込むほど、シタ側に共感出来ないんですよね。
自分で書いていて何なんですが・・

だって馬鹿じゃないですか。なんで相手を傷付けると分かっていてやるのかなって。
そしてバレて、傷付けた相手に縋って更に傷付ける。
そんなに好きな相手がいるなら、最初からしなきゃ良いのにって思うんですよね。

快楽堕ちも、いや本当にそんなすごいのがあるのかも知れないですけど・・・
普通に我慢出来るでしょって思うんですよね。

メタ視点っていうのは理解出来るんですけど・・・、共感は??って感じなんです。

サレタ側については「もう遅い」「無自覚ザマァ」タグが1番共感できます。

サレタ側は前に進んでいる訳で、人として1番まともな方向性だと思います。

裏切っていることを理解して裏切る人間を仕返し無しで救う男は、聖人過ぎて理解も共感出来ないです。
そこに損得とかあれば理解は出来ますけど。

優奈はどうなんですね。私的には罪は重いけど、ギリ許せる境界線あたりなんですが・・

悪いのは全部「神の血」と「ギフト」です。

「性豪」ってギフトは強い性欲ってなんなんだろうって考えたんですよね。
強い性欲って呪いみたいなモノですよね。
だってその人が望んで手に入れたモノじゃないんですもん。
「性豪」って才能も、望んでいない人に与えられたら、ただの呪いだよなぁって考えて・・
その呪いが原因なら許せるかなと思いました。

「神の血」は浮気したら相手を傷付けるよって事を理解してない人間ってなんだろうなって考えてまして。
サイコパスでも良いんでしょうけど、ヒロインにするには今回のお話にはパスで・・・

神様の視点ならどうなんかなぁと思ってこんな設定にしました。

あくまで自分の強い性欲やストレスを解消する道具として浮気相手を認識している。

優奈にとっては自慰行為と一緒なので・・
悠真にバレた時も説明すれば理解してもらえると思っていました。
まぁ本当、風俗と一緒ですね。

人間は理解は出来ても、心が拒否するってあると思うのですが・・・

神様なら理解出来れば、受け入れられるんじゃないかなって思ったんです。
そして自分が受け入れられるから、相手も受け入れられるだろうっていう考えだったみたいな

他にも人間とは少し違う感性を持っていて、この先の出来事で人のそういった感情を理解していく予定です。


ここからは本当のネタバレというか、注意喚起というか・・・






この物語では優奈の最初の浮気だけが例外で、以降女性側はNTRませんし、浮気もしません。
優奈はきっちり救い上げます。
なので脳破壊を求めている方には応えられないかなぁと思います。すみません。

堕として拾いあげるのは、もういいかなぁなんて・・・

主人公はセーフティネットじゃないのでw

10件のコメント

  • 逆の意味で作者に都合の良いNTRモノのヒロインを登場させると言うのは、エロ同人の即落ちヒロインの代品と言うか再現みたいなもので、ある意味メタ的な視点からの存在かなとか思いはしますね。とりあえず話の導入に置いとくみたいな。

    まあでも貞操観念のしっかりした人や世間体を凄く気にする人も居れば、なんとなく~とか雰囲気で~という安易な理由で浮気する緩い人も実在するわけですし、そんなヒロインが浮気する前は元カレのことそこまで好きじゃなかったけど、良さに気付いた~なんて話なら、ちょっとその後のヒロインを見てみたくはありますね。

    そう言う訳で元妻パートは今後も楽しみにしてます。
  • あんぜ様

    コメントありがとうございます。

    どうもお久しぶりです。

    いや、この話悩んでいたんですよね。本編書きながら、ずっと書いていたんです。

    「作者に都合の良いNTRモノのヒロイン」

    確かにそういう面もあるかも知れないですね。でもこの物語はサレタ側が「許す」んですよ。ガチのネタバレですけどw w

    そうなると「許すに値するヒロイン」じゃなきゃ自分的には無理でした。

    「作者に都合の良いNTRモノのヒロイン」=「許すに値するヒロイン」が成立するのは当然なんですよね。

    自分にとって「許すに値しないヒロイン」を許す物語を、私は趣味で書きたくはないです。

    なんでもかんでも許すっていうのは違うかなって思います。

    「エロ同人の即落ちヒロインの代品」はどういった意味を持っているのか、正直分かりかねるので・・・

    恋愛で主人公に簡単に堕ちて、すぐに股を開くヒロインって意味です?

    それともNTR復讐モノで、「もう遅い」とか「無自覚ザマァ」の対象用員って意味です?

    前述であれば、比較対象にすべきでは無いかなと思います。
    どんなに小さな事であれ、許すっていう行為は簡単ではないと私は思うんですよね。だから許すっていう行為は尊いんだと思います。

    後述の意味であればネタバレになりますけど、「もう遅い」とか「無自覚ザマァ」はあると思います。
    サレタ側が前に進んだ場合、上記の結果は必然になるかなぁと思います。
    ただとりあえず用員ではないです。
    優奈は女主人公なので、ちゃんと書きます。
    そうじゃなきゃここまで設定盛らないですw

    浮気についての考え方は人それぞれですから。

    私が浮気しない理由は、単純にパートナーの心を傷付けたくないからですね。

    本当にただそれだけです。w w

    貞操観念とか世間体とかはどうでも良いですかねぇ。

    「なんとなく~とか雰囲気で~という安易な理由で浮気する緩い人」

    マジでこれだけの理由で浮気する人は、想像力の欠如してる人か余程の馬鹿なので、私は残念ながらあんまり興味がないです。
    すみません。

    優奈パートは多分3章からです。あんぜ様のお好みかどうかは分かりませんけど、頑張りますね。
    色々考えさせられました。自分を振り返ることが出来るので非常に助かります。
    是非また書いて下さると嬉しいです。
    コメントありがとうございました。
  • なるほどなるほど、『自分が許せるヒロインの物語』を書きたいわけですね。どんな相手なら許せるかというところが書き甲斐となる作品ということですね。

    私の場合は、『何だかこのNTRモノのヒロイン可哀そうだから救ってあげたい』が動機なので、前提がどんなヒロインでも良いんですよ。なのでエロ同人のヒロインみたいなのをそのまま持ってきても大丈夫なんです。

    『許す』というのも@gfdlove様のように作品のテーマじゃなく、私の場合はあくまで幸せになる過程の一要素なのが違いかなと思いました。もちろん、大事な部分ですけどね。

    >マジでこれだけの理由で浮気する人は、想像力の欠如してる人か余程の馬鹿なので、私は残念ながらあんまり興味がないです。

    たぶんその辺がいちばん大きな差なんじゃないかなと思います。馬鹿でも救ってあげたい瞬間があったりすると惹かれます。

    こちらこそ、コメレスありがとうございました。
    (私以上に長文コメレスできる方はなんだか安心できますw
  • あんぜ様

    ご返信ありがとうございます。いや〜面白いですよね、こういうやりとりって。私は好きです。
    「どんな相手なら許せるかというところが書き甲斐となる作品」
    これについては大分違うというか湾曲されたご理解というか・・・
    自分が納得出来る物語を作る事が目的であって、トゲのある言い方をすると登場人物の設定はあくまでその為のツールに過ぎないので。
    『何だかこのNTRモノのヒロイン可哀そうだから救ってあげたい』
    あんぜ様はヒロインを救う事が目的であって、物語はその為のツールなわけですよね。
    まぁ極論なので、実際はそこら辺の境界線は曖昧で卵が先かニワトリが先かみたいな話ですけどね。
    「マジでこれだけの理由で浮気する人は、想像力の欠如してる人か余程の馬鹿」
    リアルだと少なくとも私の周りにはいないんですよね。「なんとなく~とか雰囲気で~という安易な理由で浮気する緩い人」こういう書かれ方をされてたので、あえてこう書きましたが、実在するのでしょうか?
    最後にあんぜ様はどう思っているのか、もし良かったら、本当に良かったらで良いんですけど・・・、書くようになって特に思うんですけど、NTRモノ書いてて辛くなりません?作者の都合でシタ側は堕とされて、サレタ側には辛い思いさせて、最後にハッピーエンドでもバッドエンドでも・・・その前にツラい思いをさせる前に作者はハッピーエンドに出来たわけじゃないですか。
    私は・・・、自分の事を歪んでいるなぁと思うんですよね。だから私は本当はあんまり正論吐けるような人間じゃないな。
  • また長文お目汚しスミマセン。

    >これについては大分違うというか湾曲されたご理解というか

    すみません、ここ、あまり違いが分からなかったのですが、要は『自分が許せるヒロインの物語』ではなくて、『自分が許せるヒロインが出てくる物語』くらいの違いでしょうか? あ、自分ってのは作者の事です。

    以前書いた復縁モノ創作論で読者さんと話したんですが、同じような目に遭うヒロインでも、書き方(構成や表現)でかなり『許せる度』みたいなのが違うっぽいんですよね。だから書き甲斐があるって話になったんですよ。もちろん@gfdlove様独自の納得の基準っていうものがあるとは思いますけど、全く無関係でもないかなあと思いましたもので。

    >あえてこう書きましたが、実在するのでしょうか?

    近くに居ると恐いですが、リアルの交友関係で居ましたw 緩いどころかもう価値観意味不明なのが。少し前にそのノンフィクションちょっと書いたんですけど、奥さん普通っぽい人だったんですよね。

    >NTRモノ書いてて辛くなりません?

    私は(ホラージャンルを除いて)最後、楽しい気分になれるハッピーエンドしか書きませんので、最後まで読めば辛くないですね。自分で何度も読むために書いてますから、辛くなる話は書きません。何なら最終話付近を何度も読んで幸せに浸ってます。復縁後は愛情がより強くなる話ばかりというのも大きいですね。

    あとIFルートは邪道、一期一会という考えがありますので、もしもの話は基本的に考えません。まあ、1回だけコメディでやりましたがw

    >私は・・・、自分の事を歪んでいるなぁと思うんですよね

    任せて下さい! 捻くれ具合なら私も自信があります!w
  • あんぜ様

    いえいえ、ご返答ありがとうございます。

    「どんな相手なら許せるかというところが書き甲斐」
    についてですが、多分まず私の方に問題があって、上手く表現出来ないのですけど・・・私は自分の都合で不幸にした登場人物に対して、後ろめたい気持ちがあるんです。だから書き甲斐なんて無いんですよね・・・正直、再構築モノ読んで不快な気持ちにさせてしまう人が多いんだろうなぁって思ってます。私自身、読み手に再構築モノを認めて貰おうなんて考えてないですし。
    「リアルの交友関係で居ましたw」
    いるんですね〜。依存症とかじゃなくてです?

    >NTRモノ書いてて辛くなりません?
    ご回答ありがとうございました。
    多分この部分が私とあんぜ様の大きな違いなんでしょうね。
    私はNTRモノに本当のハッピーエンドって無いって思っているんですよね。
    事前、事後であれば事前の方が幸せだと思うんです。個人的な考えですがシタ側の愛情は増えたとしても、サレタ側のシタ側に対する愛情は減ると思っています。だから書いてて悲しくなるんですよ。あとサレタ側が本当に可哀想に思えてしまう。
    私自身再構築否定派ですし、シタ側に辛辣なコメントをする人の気持ちの方が共感出来ますからね。だからなんでこんなの書いてるんだろ?って時々虚しくなるんです。w wまぁ書いてる理由は理解出来ないモノを理解したいから書いてるんですけど。
    長々と書いてしまい申し訳ないです。ご返信ありがとうございました。
  • ああ、そこから違うのですね。

    私も昔はNTRモノとか絶対無理な人間で、物語を書くことについても難しく考えたこともありましたが、今は色んな人が居て、色んなダメな人も居るけど別にその人なりの幸せってあるからって、軽い気持ちで楽しんでます。

    >いるんですね?。依存症とかじゃなくてです?

    奥さんとは結婚前に二度ほど会っただけですし、詳しい理由とかは聞いてませんので……。ただ、私も何となく浮気するってのは理解できますよ。雰囲気に流されるのも理解できます。伴侶大好きでも性欲強い人は割とそういうのあります。まあ、その人はそんなレベルじゃなかったんですけど。

    >シタ側に辛辣なコメントをする人の気持ちの方が共感出来ますからね

    私もシタへの辛辣なコメントは理解できますよ。読者が暴言吐くのはサレに感情移入したからでしょうし、シタもその言葉を聞いて身を震わせてると思うと、そのお互いの罪深さが何とも言えなく良いです。まあ、思う事と応援コメントに書くって事は別ですけどね。作者を困らせてはいけません。
  • あんぜ様

    ご返信ありがとうございます。
    >今は色んな人が居て、色んなダメな人も居るけど別にその人なりの幸せってある
    まぁ実際そうですからね〜。読んでどう思われるかも自由ですし。

    あんぜ様の「復縁物についてのアイデア」
    さっと読ませて頂きました。
    3話に出てきた物語は多分ほぼ読んだことありました。色んな人がいますよね。w w
    ノクタの方が NTRモノって破壊力抜群のモノありますよね。個人的にも肉体言語があった方が面白いですしね。
    味噌ニコフさんの「月は自ら輝かないから」は面白かったですね。

    >伴侶大好きでも性欲強い人は割とそういうのあります。
    私も性欲強い方だと思うんですけど、我慢出来るのでちょい不思議なんですよね。まぁ倫理観は人それぞれですから。

    > まあ、思う事と応援コメントに書くって事は別ですけどね。作者を困らせてはいけません。
    もう私は否定コメント書きたくないですけど・・・書くの辞めて欲しい訳じゃないので。
    ただ思うところはありますよね。肯定は出来ないです。否定も出来ませんけど。
  • 『復縁物についてのアイデア』お読みいただきありがとうございます!

    私、フォロワーさんの紹介で色んな作品読むんですが、一口に復縁と言っても、流石隙間ジャンルだけあって皆さん好みがバラバラですね。まあ、うちみたいなトンチキな復縁は余所では見かけませんがw

    味噌ニコフさん、初めて書いた復縁モノに共感頂けて、度々コメントくださるんですよね。ありがたいことです。まあ、私は3話に出てきた味噌ニコフさんの作品、途中までしか読んでないのですが(R18表現苦手で)

    『月は自ら輝かないから』ですね。今度読んでみます。ありがとうございます。
  • フォローしてる方のレビューから辿ってここに着きました。おふたりのやりとりが興味深いですね。

    僕も以前NTRもの(ノクタ所蔵の長編)を書きましたが、僕自身がシタ側であるヒロインに感情移入できるよう、出来るだけヒロインを魅力的に書くことに注力しました(そうできたかどうかは置いといてw)。
    現実は(その母数の圧倒的な大きさにより)フィクションより奇なことが多くあるのでなんとも言えませんが、少なくとも創作物としての物語の中ではシタ側の行動理由や環境、人となりなどに整合性がないと陳腐な印象になってしまうと考えます。堕とすにしろ救うにしろ、そうすべき(成るべき)必然性が必須だと思うのです。
    もちろんですが、サレ側の意識な流れや行動についても同様です。

    ただ、物差しの基準が僕自身である以上、あまり多くのバリエーションを書き広げるのが困難であるため、最近はあまりテーマにすることはないですね。読むのは嫌いじゃないですがw

    遅れましたが、今後ともよろしくです。
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