いつも「人生舐めまくってたギャルが~」をお読みくださり、ありがとうございます。
先日、かなりスランプになっていたことについて弱音を吐かせていただいたところ、「しばらく休んではどうか?」とアドバイスをいただきましたので、少し休憩しておりました。
粗方気分も晴れたところで、再度この作品を読み返してみたところ、自分で思ってた以上に面白いと思いました。
無理して書いている最中は、中々自分の作品に対して客観的になれず、本来の面白さを忘れてしまっていたんでしょう。
そしてそれと同時に、「ここが良くない」と思う点も客観的に見れるようになりました。
いろいろ思い当たるところはありますが、まず思い当たるのは深雪のことです。前のストーリーだと、彼女があまりにも空気過ぎる。
他のキャラクターに目移りしすぎて、物語が散らかっているように感じました。ひとまずは、佳奈とケンジと深雪の三角関係をきちんと描かないといけない。深雪は、佳奈と対比する子です。佳奈という人間の生き様を書くなら、深雪のこともちゃんと魅せないといけない!という考えに至りました。
そして何より、佳奈の成長をもっとじっくり書くべきだと思いました。ぶっちゃけると、このお話は恋愛版あしたのジョーみたいなものです。ずっとぼやけていた佳奈の人生が、恋に燃える人生になる。そんなお話です。
前のストーリーだと、佳奈が初めから優秀すぎる上に優しすぎて、拍子抜けしてしまうところがありました。もっとちゃんと他人に嫉妬したり、醜い自分に嫌気がさしたり、上手くいかない人生に泣き言を漏らしながらも、それでもケンジを好きでいたいという覚悟を持っていく。そんな彼女の姿を深掘りするべきだと思いました。
この作品を書く上で大事な二つのポイントをよく理解していなかったのに、無理に続きを書こう、話をまとめようとしていたので、精神的に追い詰められてしまったように感じました。
48話まで書いておりましたが、一旦自分が書き直したいところまで書き直そうかと思います。
4ヶ月かけて書いたものをボツにするのはかなり悩みましたし、いただいた感想等を消してしまうのも心苦しく思いましたが、積み上げたものにしがみついて駄作を作ってしまうくらいなら、全部崩してでも良いものを作りたいと思い、大幅に書き直すことにしました。
アドバイスをくださった方や、心配してくださった方、それからお声にはあげてらっしゃらなくても、私の作品を楽しみにしてくださった方、みなさまありがとうございました。
私はかなり精神が不安定になりやすいタイプなので、これからもピーチクパーチク泣き言をほざくと思いますが、良い作品作りに尽力しますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。