お久しぶりです!
クロノヒョウさんの自主企画、第85回「2000文字以内でお題に挑戦!」に参加しました。 今回のお題は「たどり着くのは秋の夜長」です。
『線香番』 https://kakuyomu.jp/works/11054822665436422840
父の通夜の夜、実家の座敷で、朝まで線香の番をする話です。
お題をもらって最初に引っかかったのは、「夜がいちばん長いのは冬至なのに、なんで『夜長』は秋の季語なんだろうか」ということでした。 夏の短い夜を抜けてきたから、夜が長くなったことに気づく。 それに、眠っている人のところに夜長は来ない。起きている人にだけ来る。 じゃあ、秋の夜にひと晩じゅう起きているのは、どんな人だろう。そこから書きはじめました。
今回は、昔書いた作品の『残光』を書いたときのように、気持ちを言葉で説明しないことを自分に課しました。 線香の本数、時計の針、こおろぎの声、それから手のひら。 登場人物の気持ちは、全部そういうものに預けています。 二千字ちょうどくらいの短いお話なので、秋の夜長のおともにどうぞ。
ちなみに、『残光』はこちら(突然の過去作紹介です)
https://kakuyomu.jp/works/822139839653582367