お気付きの方も多いかと思いますが、「運命の女神は抒情詩なんて謳わない」は北欧神話やギリシャ神話のモチーフが多く出てきます。
第二章「揺れるアールタラ」の「アールタラ」とは、北欧神話の文献エッダに出てくる「アルヴィースの歌」の部分で妖精たちが「月」のケニングとして答えた言葉です。
訳によって、多少の表記ブレはありますが「時飾り」や「時測り」という意味があるようですね。
「運命の女神は抒情詩なんて謳わない」の中で「月」といえば…ネタバレになるので控えますw
※ケニングとは(wikiより抜粋)
具体的な名詞の一単語の代わりに、比喩的な複合語をあえて使う修辞技法の一つ。