はじめまして。石月といいます。詩と小説と、そのあわいにあるようなものを書きます。
しばらくは、過去に別の場所で書いてきた作品をあげてゆこうと思っています。
この頃、私はみずからの裡に棲まう子どもと出逢い直すような体験をしました。
ずっと気付いてやることができなかったのですが、私の身体の裡には、天空を舞う生き物とともに大地を駆け巡る翠色をした少女と、そして昏い海で何者かの到来を待ちながら船を漕ぐ練習を繰り返す透明な少年が棲んでいたようなのです。
少女のことは、比較的知っているようにも思います。でも、少年には、かれには今まであまり目をかけてやることができていなかったようなのです。
私は、かれのことを知ってやりたい。
なので、その子どもたちに纏わる事々を、これから書いてゆけたらと思っています。