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黄金の豆【珈琲豆のお話】

 かつて世界を席巻した船をご存知だろうか?

 イギリスのティクリーパー。
 カティサーク!!

 紅茶の茶葉を運ぶ船で、鮮度を保つために素晴らしいスピードで海を渡った名船だ。
 紅茶の産地から海を渡り、ヨーロッパまで。

 カティサークというのは、船頭につけられた飾りの妖精。下着姿の美しい妖精は、夜に踊っている姿を見られて、恐ろしい速さで追ってきたという伝説がある。

 新鮮な紅茶を手に入れる。そのために美しく優れた船が作られたのだ。

 では、珈琲豆はどうだろう?
 調べてみたが、そのような珈琲豆の鮮度を保つために早い船が作られたという話は出て来ない。

 それどころか、インド産の珈琲豆に至っては、当時、ヨーロッパに運ぶ途中で発酵して変色した豆を、黄金の豆として受け入れてしまっていたようだ。

 良いのか? 珈琲豆界隈。
 いや、そろそろ慣れてきた。
 そろそろ自由な珈琲豆界隈の考え方に、諦め……いやいや、尊敬の念すら抱いてきた。

 うん。
 珈琲というものは、自由に大らかに飲むべきなのだ。たぶん。

4件のコメント

  • おはようございます。

    久しぶりにカティーサークをいう言葉を思い出しました。
    かっこいい船ですね。
  • カティサーク、子供の頃プラモデルで作りました。

    「ニワトリ号一番乗り」と言うティークリッパーのレースを舞台にした児童文学がありましてとても好きでした。

    やはりカティサークと聞くと血が騒ぎます
  • 獅子2の16乗様
    おはようございます!

    ワクワクするくらいに美しい船です!
  • いぬたぬ様

    おお、プラモデルを!!
    良いですね!!(^^)

    そんな素敵な本ががあるのですね!
    探してみます!!
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