こんにちは。
カクヨムに現れるのがすごく久しぶりになってしまいました。萌木野めいです。一つ前の近況ノートを見たら一年以上前で驚きました。
何をやっていたかというと、暗殺者の結婚の続編の紙の本を作っていました。(それ以外にも2回転職したり自宅売却して引っ越したり京都の文学フリマに出したり息子小学生になった瞬間に不登校になったり色々ありましたが…)
この本ができるまで他の話が書けないと感じていたのでいま開放感がすごい。
やりきった感があるのでもうサザや関連する人が出てくる話を私が書くことはもう無いと思います。
本作りの構想から実現するまで想像以上に時間がかかってしまい、それがついに完成しましたので近況ノートを書いてみました。
暗殺者の結婚の続編は、もう二年以上前に書いた話かつ、あくまで続編なので最初の話を読まないと話が分からないため、すごくお勧めできるわけでは無いのですが、自分としてはこの人たちの話がちゃんと終わらせないといけないと思いが強く、何というか、どうしても書かざるを得なかった話でした。
続編は別行動をしているサザとユタカの視点が交互になるのですが、それぞれの時系列とか、登場人物それぞれの思惑を考えるのがめちゃくちゃ大変で全然書き終わらず、趣味でやってるのにいったい何故こんな辛くて大変なことをやってるんだろう??と自問しながら書いていた記憶があります。
書き終わった時、本当に大変すぎてもうしばらく小説書きたく無いなと思って、あまり嬉しくなかったです。一作目は最初から最後までとにかく楽しく書いたので、その差に自分で驚いていました。
そんな感じで書き終わった続編でしたが、そんなに書くのがきつかったのにもかかわらず、絶対に書きたい短編エピソードが脳内に生まれていたのでした。
なんで自分から苦労しに行くのだろう。楽しくて小説書いてるはずなのにな。
しかしこういうことが自分は割とある気がします。
作るものに対して妙にストイックなところがあるのかもしれませんがそういうところは自分の良いことでもあると思うようにしてます…
それは主人公以外の登場人物達約10人のリレー形式の短編で、これは完成したら絶対いい感じになるぞ!と思って書き始めたのですが、これも途中めちゃくちゃ悩んでどう書いたらいいか分からなくなってしまい結果、休み休みで2年くらいかかってしまいました。
ただ、自分的にこれを途中で書くのを諦めることは絶対に無いなという確信はあったので、確信がそのまま形になったのはよかったです。
そして、この短編を書いたことで登場人物の解像度がかなり上がり、ここでこの人はこうは絶対言わないはず、という場面が沢山出てきたため、続編自体もかなり直しました。消えたシーンも結構あります。
特にサヤカは大半のセリフを書き直していて、私はこの人のことが結構好きになりました。短編にも少し出てきます。
※ちなみに、カクヨムにはまだ改稿前の状態が載っています。
そんなこんなでやっとできた本!なのでもしよかったら手に取ってもらえたら嬉しいです!
AmazonのKindleダイレクトパブリッシングというサービスで作ったためAmazonで買えます。
Amazonのリンクをカクヨムに貼るのはNGと聞いた気がするのでここには載せられませんが、Amazonの検索窓で萌木野めいと検索してもらったら、一作目と続編が出てきます!
カクヨムに小説を載せると疲れを感じる出来事もまあまああり、カクヨムに載せるかはわかりませんが、今年は新しい長めの小説を書いてみたいなーという気持ちです。
※写真は七草マキコさんにお願いした挿絵…めちゃかわいくないですか?