半分くらいまで読み進めてもらうと分かるのですが設定説明・過去回想回です。またかよと思われるでしょうが私も同感です。じゃあ削りなさいよという話ですが、今回ばかりはそうもいかないのです。
場面としては単なる前振りなので読み飛ばしていただいても構わないため、一応ここで内容を紹介しておきます。読まれる方もよろしければ参考にしてください。
前半はこの物語の土台、そしてタイトルにもなっている、こちらの世界のイタリアはフリウリ地方を中心に語られている民間伝承ベナンダンテ(正確な発音はベナンダンティである気がします)についてです。興味のある方はぜひ検索してみてください。後半は主人公デュロンの過去のお話です。
私なりに少しでも読みやすいよう工夫してみたのですが、逆にややこしいかもしれませんので補足しますと、デュロンが喋っている内容をお祭りのイベント内容が擬似的・模式的に図説していると考えてください。
今夜もよろしくお願い申し上げます。