推理小説関連の自主企画が目につくと、つい、参加したい!
と思ってしまう私ですが、見回すと、
自作にはミステリ作品がほとんどない(笑)。
謎の提示と解明が含まれるストーリーは多いですが、
ミステリかと問われると、
そうとは言えないパターンがほとんど。
実はトリック云々に、ほぼ興味がないからなんですよね。
江戸川乱歩、横溝正史、その他『新青年』系の作家が好きで、
ちょこちょこ読んではいますが、
犯人の手管と探偵役がそれを喝破する部分には、
そんなに心を動かされていない。
猟奇的な設定や登場人物の心の乱れ、
それらから生じる怪奇・幻想的な雰囲気が
好きなのだと思います。
そう、怪奇と幻想よね。
それでもって
古式ゆかしい「探偵小説」(繰り返すけれど『新青年』系)を
愛好するのであって、現代的なミステリには
概ね食指が動かないのであった。
カクヨム投稿作で、ミステリというタグを付したものは
まあまあありますが、
ジャンルそのものが《ミステリー》なのは……
掌編・短編・長編、合わせても五作品ほど。
そうそう、現在の自主企画(現代ファンタジー+ホラー)÷2
https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054897878381
は、本当は幻想文学と呼びたいのに
カクヨムにはそのジャンルがないのでやむなく……という作品に
お集まりいただいておりますが、
同じ趣旨で(ミステリー+ホラー)÷2もアリかもしれません。
これは幻想文学の中でも
より怪奇色が強い方面になるでしょうか。
まさしく『新青年』系!
いいかもしれない、そのうち開催するかな……。