いや、久しぶりなのに読んでくれる方がいるという感謝の気持ちです。はい。
文章書くのに時間はそれなりにかかったような気もしますが、「サルディスの離宮」はぶっちゃけ思いつきだけで書いた話です。「ダンウィッチの怪」のスミス version的変奏です。タニス・リーっぽい味付けになったのは、ロマンチック要素が入るから。
ただモロに神性の名称使うのは芸がないので、今回はタグにクトゥルフ入れてるわりにそっち用語は使ってないです。
作中の時代設定は、ごく曖昧に誤魔化しましたが、イメージ的には紀元前9世紀から8世紀くらい。
以下、本文内のわかる人にはわかる脚注的説明。
サルディス……古代リュディア王国の首都。アナトリア西部にある。
サイス……古代エジプト第24及び第26王朝の首都。ナイル河口にある。
バビロン……言わずと知れた古代バビロニアの首都。
手平金……フィンガーシンバルという金属製打楽器。
「サムソンとデリラ」というオペラでも使用されてる。
箜篌(くご)……メソポタミア発祥の弦楽器。いわゆるハープ。
同型のものが正倉院にも残っており、復元品も見ることができる。
クトゥルフにはギリシャ神話要素も無縁じゃないので、そっち要素メインで入ってます。
ネズミとオオカミとカラスが神使の王子様っぽいイケメンで、キタラがお好きな銀の弓引く疫病神です(笑)
書いてるうちに、そうなった(笑)