遅くなりましたー。またしても説明回。いい加減アクション起こせよーという声が聞こえてきそうですね。
実は綱の服装、昔の原稿だと水干だったんですが、思いきって直垂にしときました。どっちかというと、鎌倉から室町のイメージですが、平安中期にはあったみたいだし。まあ、完全な普段着というか作業着でしょうがね。動きやすさ優先で。
追加
平禮《ひれ》なんですが、庶民の被り物です。中折烏帽子な感じでしょうか。この時代、成人した男子は髷を結って、どんな時でも烏帽子を被ってるわけです。庶民だろうが貴族だろうがそこは一緒ですね。一般的には成人式=元服となりますが、庶民層だとかなりええ歳になっても元服せず、童形のままでいる人々がいます。
基本、この時代というのは身分がはっきり分かれているため、服装規定もかなり厳しいものです。そのためどんな衣装を身につけているかで、ある程度察しがつくんですね。