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言葉遊びに隠した刺突

おはにちばん、ぷっちです。
2020/08/14更新した話について、いつも以上にご意見をいただきまして、ここでちゃんと毎回メッセージは拝見しています!とのアピールをさせていただきます。

コメントではなくメッセージを頂く機会がそりゃもう多い私ですが、コメントではなくメッセージ、という気持ちが何となくわかります。

外部ツールでもそうですが、メッセージ系には基本的にお返事は致しません。しかし拝見しています!
そんな中で、今回の話の中で主人公の思考的な文───


 無知というのは知識を得る機会を自ら手放した結果であり、自業自得。
 知識とは物事を円滑に、効率的に進めるための技術と比例するモノ。
 理解しているフリをしている者、行動しても結果に結びつかない者、そもそも行動さえまともにしていない者、理由や言い訳を捻り出しては自分を弁護する者は思考停止しているだけ。

 予備知識が過程と結果にどれだけ関係するか、というクレアの言葉は痛い程よくわかるうえ、どんなジャンルにも通じる鋭い針のような言葉だ。

 この言葉(針)を鍼灸と受け取るか毒針と受け取るかで、自分のこれまでの行動や姿勢がよくわかる。

 わたしは......毒針のように感じたので今までそういった事柄を曖昧に、先送りにしてきたクチだ。


───という文に対して「ファンタジーを読んでいるのに嫌に引っかかる」や「最近の主人公の思考が刺さる」などいつも以上にご意見をいただき、こちらでお得意の言い訳をさせてもらいたいと......。
これは、その気になってるだけで何も始まってない自分に対しての刺突文という含みを混ぜたのは確かです。

ちょっとやっただけでやった気になってる、
調べものをしても半分も理解していないのに理解した気になってる、
そのくせ言い訳にならないような言葉で自分を納得させて、自分で自分を弁護する頭が足りない自分への言葉。

でも実際の所、ありますよねそういうの。
逃げ道を確実に確保してから、やる(やった気になってる)

自分によくあるのが、時間がない、忙しい、とかですね。時間なんてみんな同じ1日24時間。忙しいのもみんな同じ。その中で “いかに時間を作れるか” や “時間はつくるもの” という人は大体成功してます。
そういう人は同じ時でも濃度が高く効率的です。

そう理解していて、そうするにはどうすればいいのか、という所で破棄する。何かを得る機会を自ら手放す思考停止が私の悪い癖であり、深い部分に根を張っているダメなタイプ。

こういう事柄には色々な種類が存在すると思います。
その界隈で何も出来ていないのに、同界隈の他人にはクチが回る者。

そういう人間には必ずあるであろう、悪い癖みたいなものが、私は大好きなんですよ。

主人公のエミリオなんていい例です。
強くもないのに態度は大きく、頭もよくないのに調子にのって、困った時は人頼り人任せ。それでも自分は美味しい蜜を誰よりも啜りたい。

ファンタジーという枠の中でどれだけ人間らしさを出せるか。これが私の中では重要で、キャラクターらしさというよりも、現実に存在する人間らしさが、善し悪しは置いといて、とても魅力的だと思っています。

得をする、よりも、生きやすい、が現実的。
生きやすさは合理性......合理性は優先数。
数が多いと優先されやすく、そうやって作られているのが世界だと思います。需要あるものは量産されて、需要に混ざれない人は生き辛い。
いかに需要へ混ざれるか。異質だろうと特質だろうと、いかにして平凡へ上手に混ざり紛れるか。

そういった部分を考えたりするのが昔から大好きで、ファンタジー小説というものにもそういった人間的な思考、孤立に対してどこまで上手く混ざりながらも孤を確立するか、など考えて書いた結果、腹の中を柔軟かつ狡猾に、それでいて硬派なものにするのがしっくりきました。

主人公のエミリオやまだよくわからないフロー、魔女の頂点にいるエンジェリアなど......大体の魔女族がそういった「利便性のある狡猾な思考の裏に利用性を考える思考」があります。

言葉を使う以上は、今後もこういった自分を含む不特定多数に対して向ける針の言葉遊び、をファンタジーという枠で、ストーリーを撫でつつ行うと思います。


不快な思いをした方もいるようで、そこについては申し訳ありませんてした。


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