あまり本編とは関係ない読み物です。
■デイミオンのおもな二つ名
・黒竜大公(1部~3部途中)
「大公」というポジションがあるわけではなく、五公たちの敬称として使われている。オンブリアには王家がないため。
貴族間に爵位などの序列がないのは、血縁でなく〈呼ばい〉によって王が選ばれることも理由にある。
・摂政王子(1部)
母レヘリーンが王だった時代から、政治に無関心だった彼女をサポートしていたことや、病弱なクローナン王のかわりに代理をつとめることが多かったため、こう呼ばれるようになった。本人は嫌っていた様子。
・「王国の第一の竜(アルファメイル)」、「エクハリトスの雄竜」
竜族は自分たちを竜の末裔だと信じているので、デイミオンの別称としてこのようなものがある。
■フィルのおもな二つ名
・竜殺し(スレイヤー)
エリサ王に対して謀反を起こそうとしたマリウス卿(黄金賢者)の竜を討伐したため、このあだ名が広く知られている。
・容赦なき(ハートレス)フィル/恐れ知らずの(フィアレス)フィル
どちらも戦時中のあだ名。「フィアレス」は、隊員たちを鼓舞するためにフィル自身がかけた言葉に由来している。
・恥知らず(シェイムレス)
ハートレスであるにもかかわらず意外と女性関係の噂が絶えないので、隊員たちなどからこう陰口をたたかれている。
・ウルムノキアの救世主/ヴァデックの悪魔
どちらも戦争中についたあだ名で、地名に由来。とくにヴァデックは援軍のないなか悲惨な撤退戦をしいられ、奮闘もむなしく部隊員のおおくを失った。フィルのトラウマになっている出来事。