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凍龍(とうりゅう)
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2020年2月2日 16:36
「マジカル・サーキット」第二部開始します
10万字を期限内に書き切ったところでなんだか満足してしまい、カクヨムコンに長編部門ではチャレンジしませんでした。(一応短編は一つ放り込んでますが、まあ、どうでしょうね)
その代わり、裏で温めていた話の続きに取りかかることにしました。
「マジカル・サーキット」は私がこれまでに書いた話の中で一番ルーツが古く、企画で色々意見をもらって全面書き直しをした作品です。
週二、三回ののんびり更新でやっていきますので、どうぞお付き合い下さいませ。
凍龍(とうりゅう)
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3件のコメント
めがねびより
2020年3月16日 10:49
どうも、お久しぶりですめがねびよりです。近況ノート書き込みありがとうございます。
「マジカル・サーキット」実は、書き直されてからすぐに序盤の現実世界の部分は面白く読ませていただいていたんですが――実際のところ現実世界の部分だけで青春小説として完成してるやん!(エセ関西人風)そこらの有名作家を集めた短編集に載っててもおかしくないレベルじゃね?と凍龍さんの短時間での成長度合いにびっくりしていました。
しかし、異世界編に入った所での現地人の状況説明でつまずいて読み進めるのを放棄してました――後で書きますが、この部分というか説明要素がこの作品の弱点と言うか惜しい要素だと思います。
で、最近自分も情報量の多い小説を書き始めていて、どうしたもんかと悩んでるときに「ああ、そういえば、設定や情報量の多い小説でマジカル・サーキットあったな」と参考にするために、また読み始めたわけです。
それで、また同じ部分――異世界人からの世界観の説明――で難儀しましたが、それを超えると、とても面白い展開の連続と以前は感じなかった設定を上手く伏線に落とし込んでいる所やプロット展開の巧みさに脱帽しました。
この先は、ちょっと惜しいと思った事を失礼ながら書かせてもらいます。
自分自身書いていて、「俺は客観的に読者の視点で書けてんのか?!」と悩む事が有るんですが、いくらそう思っていても自分自身では完璧に客観的になどなれないものだなと。
それで、凍龍さんの他の作品は読んだことないので「マジカル・サーキット」だけを読んだ視点で書かせていただきますが、
『ドラマは上手いのに、説明下手』だと思いました。
(但しバイクはまったく詳しくありませんが、バイクに関する説明は楽しく読ませてもらってます。)
異世界に入ったときに、現地の人間が紛争と部族対立の状況、魔法の使い方と魔術師の存在、異世界との交流などちょっと読み返してないので適当ですが、普段の生活とまったくかかわりのない未知の事柄に関する情報を大量に浴びせかけられて、頭に入って来ませんでした。
たぶん、読者はどんな世界かは知りたいとは思うんですが、その時点での関心はトモは捕まった状況から脱出したい。ナオはトモを助け出したい。だと思うので、異世界人たちの都合を言われても……って感じはありました。後考えられるのは、会話だけで状況説明を終わらせていて、アクションがない、もしくはあまり感じられなかったところが入ってこなかった原因かもしれません。
個人的には、「いったいどうなってんだ? どういう世界なんだ?」と謎のままにして――高度文明の異世界との繋がりという後で明かされる大きな謎があるから先に現状説明したのかもしれませんが――、徐々に戦闘や生活を通じて明かされていくのでも良いんじゃないかなと思いました。
会話で説明という意味――この部分は頭に入ってきましたが――では、いきなり先輩が「高度な文明から派遣された生き残りが異世界人」を人工衛星や銃の発見はあったものの――例えば、猿の惑星で最後に自由の女神の残骸を発見してここは地球だったのかというようなビビットさがなく――、あっさり大きな謎が解き明かさしてしまうのは、ご都合主義感を感じてしまいました。(いやこれはフェイクで、読んでない2部でいろいろ真実が!かもしれませんが、1部だけの完結という意味で)
いろいろと失礼なことをつらつらと書いてきましたが、「言いたい事が有るくらい面白いと思った」ということで勘弁してください。
特に、ナオとトモ、それぞれの思いと意思がシンプルにドラマを駆動していく物語は素晴らしいと思いました。ある意味、一般小説部分は完成されてるんじゃないかと。あと、セタの真実とかそういうミステリー的伏線も素晴らしい。その分、多分一番書きたい事と思われるSF部分とドラマの有機的結合があと一歩なのかもしれません。
ともかく、これからの活躍に期待しています頑張ってください。
あ、あと「最後の錬金術師」読んでくれてありがとうございます。でも、面白い部分が見つからないうちは星や感想は書かなくて良いです。自分も、カクヨム初めたばかりの頃以外は、相互ブックマークや星を貰ったりしてても本当に面白いと思ったものしかレビューしてませんので。あまり気を遣わずに。
凍龍(とうりゅう)
2020年3月16日 17:27
めがねびよりさん
近況へのコメントありがとうございます。
最初、コメント文がスマホの画面からはみ出しているのを見た時に、「あれ、何かやらかしちゃったか!」と思って一瞬ドキリとしてしまいました。
「マジカル・サーキット」一部への渾身のコメントとわかって一安心です。(いや、ホッとしてちゃいかんだろとセルフ突っ込み)
さて、ご指摘の部分なのですが、以前別の作品「プレ・ドライブ」で、めがねびよりさんのご指摘に通じるような注意を受けたことがあるのですね。
大ざっぱに言うと、「とにかく情報量が多すぎる。密度を下げるために、エピソードを半分に削るか、物語をもっと長くして二部に分けよ。このままではついて来れる読者は限られる」と。
その時はもう大変にショックだったのですが、じゃあ試しに、同じ世界観、ワンエピソードだけで一作書いてみようと思って書いたのが、今回カクヨム公式レビューを頂いた「ディープクローム」でした。
今回お褒め頂いた本作冒頭の一般部分も、とにかく「二人の出会いと彼氏彼女の関係になるまで」を突き詰めてみよう、と思って書いた結果、それなりの評価をいただけたということだと思います。
どうも私は物語が長くなるのを嫌ってストーリー進行を急ぎすぎる悪い癖があるようです。設定を読者に納得させるためのエピソードを削りすぎ、そこで読者を置き去りにしてしまうのですね。
設定が命のSFでそれをやるのは命取りですよね。ホントに何やってるんだろう。
実を言うと、二部でも書きながらちょっと引っかかっている部分があって、それが何か自分でも判然としなかったのですが、めがねびよりさんのコメントでハッとしました。
こういう指摘は願ってもなかなか得られるものではなく、トラブルになることも多いので避ける方がほとんどですよね。それを押して、こうしてご意見をいただけたのは、本当に稀有なことだと感謝しています。
改めて、ご指摘の部分を見直してみたいと思います。
本当にありがとうございます。心から感謝いたします。
凍龍(とうりゅう)
2021年1月24日 10:07
三谷朱花さん
こんにちは。コメントどうもありがとうございます。
ご指摘の点、めがねびよりさんにもほぼ同様のご指摘を頂いていますので、本作の構造的欠点でないかと思っています。
実を言いますと、本作はもともと異世界パートが先にあり、後から現代パートを書き足したという経緯があります。当然異世界パートも書き直しにあたって手を入れてはいるのですが、どうしても既存の文章に引きずられてしまうわけで、それが違和感の一番の原因になっているのかなぁと。
一時はいっそ現代パートだけ切り出して別作品に仕立てるか、異世界パートも全部ガラポンして書き直すか、とも考えました。
カクヨムコン6に別作で参加するため長期エタってしまいましたので、先に進むのは少し置いておいて、大規模に改築する良いチャンスかもしれません。
頂いたアドバイスも、なるほどなぁと思いました。
少しお時間をいただきますが、自分でも色々考えて見たいと思います。
なかなかこういう形のコメントは頂けないので本当に嬉しく思います。
どうもありがとうございました。
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KAC乗り遅れてしまいました
ディープクローム 完結です