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カインの逡巡完結


文披31題の企画に参加させていただいておりました『カインの逡巡―黒騎士少年紀行―』ですが、無事に七月末をもって完結いたしました。

完結後、燃え尽きたり色々としていて、こちらでのご挨拶が遅れましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今回は、去年よりは軽く……と思ったのですが、展開上長くなる部分もあり、最後の方は幻覚見えそうな日々を過ごしましたが、完結できて一安心でした。
毎日それなりにハードではありましたが、ストーリー的にも合いそうなお題のおかげで完結までもっていける部分もあり、集中的に書き上げることができました。
今回はバトル多めかつテーマが重いのもわかっていたので、勢いでかかないとダメだった気がしますので、企画に参加させていただいていないと仕上がらないお話だったと思います。

このお話は、U-RED in THE HELLが本編のナラクノネザアスのシリーズの一つとして、霜月~や夢見る獣~あたりを書いていた時に副次的に思いついたものでした。
シリーズがシリーズだけにほんのりオマージュを込めつつすすめております(しかし、ドレイクはあんまり机竜之助には似せていないというか、人格がうまくコピーできなかったみたいなキャラなので雰囲気だけうっすら似てるだけかもしれない)。

本当はもうちょっと暗くなる話の予定でしたが、早い段階でドレイクがデレてしまったので、タイトルに偽りがあるのでは、と思ったのですが、最終的にロクスリーとマガミの下りが入ったことで、ある意味タイトルにぴったりになった気がします。

恋愛要素もなく特に耽美でもなく無双もしない、なんか変なおっさんが余裕をかましている……という、個人的には特に周りに需要はないんだろうなとは思うようなつくりのお話ではあるのですが(ナラクノネザアスは趣味枠なので大体そういうのが多いものの)、自分的には非常に好みの話として書ききれたかな、とそれなりに満足しています。
ちゃんと重めのバトルがかけたのが大きいのかもしれませんが、自分は強くてどこまでもひよらない敵キャラ、というのを書くのが苦手なので、それをかけたのも大きい(ある意味ヤミィさんには頭が上がらない)。

去年のものもまだ整備しきれていないのですが、ハイペースで書いたのもあり若干誤字などが目立つこともあるので、おいおい修正していければと思っています。
裏設定を含む自分の備忘録を込めた振り返りなどは、くるっぷでしていこうかなと思っておりますので、ご興味あればサイトか、元ついったーからそちらもご覧いただければ幸いです。

今年も素敵な企画をありがとうございました。
そして、改めてお付き合いありがとうございました。

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