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スギ花粉症のこと。

私がこのスギ花粉症を知ったのは、妹がスギ花粉症になったからだった。
そのころ、私はまだ何の症状も出ていなく、普通の生活を送っていた。

当時、私は仕事の関係で実家のある県の、隣の県に住んでいた。
プチ旅行的な感じで夏休みに妹が遊びにきたとき、妹に指摘されて気づいたのは、アパートのある区画の道を挟んだ反対側が、杉林だったこと。

「私、ぜったいこんなトコ住めない! 気が狂うわ!」

なんてことを妹は言っていた。
自分が花粉症ではなかったから、気にも留めなかったのだけれど、次の春、私はしっかり花粉症になっていた。
目の痒さに耐えきれず、こすりにこすっていたら、白目部分に水が溜まるという恐ろしい状態に……。
以来、症状の重い軽いはあれど、スギ花粉症とは長いお付き合いをさせていただいている。

それが去年の夏ごろから、どうも調子がよろしくない。
目、鼻の痒みとくしゃみが止まらない。
ブタクサ、稲といった言葉が頭をかすめる。
いやいやいやいや……。
そんな、まさか。
もしや、うちのお猫さまによる、猫アレルギーでもでているのだろうか?
スギ以外の何かに反応するなど、そんなガッテムな状況におかれたくない。

とっとと病院にいって、何に反応しているのか調べたほうがいいんだろうと思いつつ、そのままスルーしている。

そんなこのごろ。

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