キャンペーンにひっかけて筆者の甲冑を紹介するよ!先日新しい胴鎧を購入したので、16世紀傭兵隊長装備が完成しました。いえーい。
・兜:バーゴネット(写真上部右)
ステンレス製。16世紀を通してドイツ・オーストリア・スイスで流行った形式(面頬だけ現代競技用)。ベースボールキャップめいたひさしと(写真では見えませんが)ウルトラマンめいたトサカが特徴的。(やはり写真では見えませんが)フルーティング(畝めいた模様)が施されたやや高級品です。
・首鎧(写真上部左)
ステンレス製。末端が捻り反し(Ω状)になった16世紀風。首回りはダンゴムシの甲羅状になっており、伸縮・前後左右への傾き自在。
・腕鎧(写真上~中部左端)
ハードスチール製。前腕が回転するようになっており、手首を回旋しても無理が無いタイプ。二刀流で剣をくるくる回す筆者にとってはありがたい機構です。
・胴鎧:ルネサンス初期型(写真中部中央)
ステンレス製。フルーティングが施されている方が胸。脇と腰回りが稼働し、腕を内側に振っても脇が縮んで動きを阻害せず、腰回りも自在に傾ける事が出来ます。兜に次いで高級品。
・タセット-草摺(胸鎧の下)
ステンレス製。太もも前面を守る防具。このパーツは16世紀後期になると太ももの上1/2くらいの長さに縮む(=ハーフアーマーと呼ばれる着方になる)のですが、筆者の要望で「膝にかからないくらい」の長さになっており、16世紀前半風のややマニアックな装いです。
・肩鎧(背鎧の下)
マイルドスチール製。ちょっと大きすぎるものの、二刀流を使う筆者にとっては競技上、頭と胴に次いで斬られ安い箇所なので重要な防具です。
・ガントレット(肩鎧の下)
ステンレス製。「ミトンガントレット」と呼ばれる形式で、指は独立して動かないものの堅牢です。なお16世紀以降は騎士でも銃を使いますが、このタイプだと引き金が引けないので「銃を使わない騎士なんだな」と読み取れます(博物館の展示品を見る時に参考になります)。
・脚鎧(写真下部、左右の端)
マイルドスチール製。お洒落装備です。重くて疲れるので普段はプラスチック製に換装しますが、異世界転生時はニーキックで人の骨を折る事が期待出来るので着用します。
【総重量27.5kg、史実通りかやや重め】
以上が筆者の装備です。脛鎧を付けない16世紀傭兵風の装い(3/4アーマーと呼ぶ)ですね。拙作「鍋で殴る異世界転生」の主人公とルルの装備より上等品です(材質の強度は彼らの方が高いけどね)。主人公より上等な甲冑を着ながら小説を書くと大変気分が良いのでオススメです。
皆さんもマイ甲冑を買いましょう、異世界転生してチートが無かった時に助かりますよ。何せ甲冑とは「カネで買えるチート(近世以前における全周囲自動防御装置)」なので。ちなみに特殊な作りの甲冑以外はギャンベゾンもしくはアーミングダブレット=布の鎧が無いと着用すら出来ない(これが無いと鎧を縫い止める場所が無いのだ!)ので、まずはそれから買うのです。
以上です。では、良き異世界ライフを。