✳︎
人の死は必ず平等に訪れる。
病気 事故 老衰 自殺、死の種類は様々だがそれでも死は平等な物だ。
しかし『死に様』は不平等だ。
まだ自分の意志を託してないのに、誰かに伝えたいことがまだ残っていたのに、自分を憶えてくれるモノを何も残して無いのに。
殆どの人はそれをやり切れずに死んでしまう。
故に誰かに託し、残すことができた人は幸運だと思う。
残された人が自分のことを憶えててくれるから。残された人が自分の意志を憶えてくれてるから。
自分のことを思い出として残してくれるから。
だけど残された人は自分のことを思い出してこう思うんだ、「寂しい」って。
✳︎
ここまで見ていただきありがとうございます。
次回は本筋から少し外れた幕間という回をさせていただきます。
サミー君達はどのようになるのかお楽しみにしていてくださいね。
短いですが今回はここまでとさせていただきます。