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【祝・追放100回記念】 作品を作った経緯など

※本編のネタバレあり

↓作品はこちら↓
https://kakuyomu.jp/works/16816927859901382508


・作品について

まず、この作品自体を書き上げた経緯は「ベタな追放モノが書きたい」というシンプルなものでした。

最近、追放モノの作品に触れる機会があったので、自分も書きたいと思いました。しかし、数自体はあまり読んでいなので、ベタな展開は広告表示でよく出てくる漫画のシーンを参考にしました。
例えば、最初に追放されるシーンやパーティーの編成などです。
多くは、嫌なリーダーがいて、屈強な男がいて、魔法使いの女性がいたので、【疾風怒濤】のメンバーはそれを意識しました。

ただ、個人的に悪役を悪に振り切れないので、ちょっと同情の余地も残っているような感じに仕上がったと思います。

個人的に気に入っているのは、ガッディアですね。キャラ設定を練っているときに、子持ちにした結果、追放してくる側でありながら面倒見がいいというキャラに仕上がりました。

あとは、デフェロットも書いているうちに気に入ってきました。嫌な奴ではありますが、リーダーとしては頑張っているとこが好きです。

そして一番、苦手というか書きにくかったのは主人公のララクでした。というのも、最強キャラをあまり書いたことがなかったからです。そして、過去作品の主人公はジャンル問わず何かに葛藤していることが多かったです。しかし、ララクの場合は悩みというのは、最初の【追放エナジー】を得た時点でなくなっているんですね。
wev系に多いサクサク敵を倒す作品でもあるので、そういった部分も新しい挑戦でした。
いい意味で深いテーマ性がないので、読みやすく仕上がったとは思っています。
キャラの深堀りや、シリアスなお話はもう少し経ってからやれればいいな、と思ています。

・【追放エナジー】について

この作品の根幹であるララクの隠れスキル【追放エナジー】について、少しお話ししようと思います。
まず、冒頭は主人公を追放するシーンを描くことが最初に決定していました。これは、上で述べたようにベタな展開を書きたかったからです。
ですが、あまり王道すぎると私の個性が消えてしまうと思ったので、スキルのほうを工夫しようと考えました。

そこで、参考にしたのが、カクヨムに掲載されている せんぽー様の作品【ファーストキス覚醒 ~レベルが上がらないからってパーティー追放されたんだけど、帰郷したら幼馴染にキスされ覚醒!? 最強パーティーにも加入しました。え? キスをして? 今更そんなことを言っても遅いです~」https://kakuyomu.jp/works/1177354055458031573

でした。

これは「追放された後にヒロインとファーストキスをすることで新しく力が発揮される」という内容でした。
追放モノの一般的な主人公は、「地味な役割が故に役立たずとされて追放されたが、実はパーティーのキーパソンで実力がある」だと思います。
しかし、この作品を呼んだ時に「追放された後に何かの条件を満たしたことで強くなる主人公」というのもありなのか、と考え本作はそちらにしようと思いました。

では「何故100回追放されたことで得られる能力にしたのか」ですが、それは私の癖というか創作のやり方の1つとして、数字の単位を増やすというものがあるからでした。
例えば、異世界転生モノを書くときに「1人じゃなくて大勢を転生させても面白いんじゃね?」と考えるんです。
だから、自然と「追放を100回された主人公も面白そう」という考えにいたりました。

そして、スキル内容の「追放してきたメンバーのスキルを得れる」というものですが、これは主人公を最強にしたかったからです。
チート的な力って何だろうと考えた結果「色んなスキルを使えたら強いな。でも、コピー系だと他の作品と被りそうだな」となり、限定的ではありますが一気に最強になれる【追放エナジー】を思いつきました。
これなら、レベルがそのままでも強くなれますし、スキルの組み合わせなどにより、多彩な戦闘も描写できると思ったので、思いついたら即採用でした。

そして、それに合わせて「100回追放されて暗くなっていたけど、強くなったおかげで明るさを取り戻した」というララクのキャラクター像が出来上がりました。(キャラの詳細はまた別の記事で紹介したいと思います)

・最後に

ここまで呼んで頂き誠にあいがとうございます。
今後は、各#ごとの裏話やキャラの制作経緯などを書いていきたいと思います。

では、また別の記事で

お疲れ様ですm(__)m

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