異世界転生モノを書くにあたって、特に幾つか気にしたことがありました。
一つは、このような異世界転生モノのカタルシスはどこにあるのか。
そして。
そのカタルシスを私も共有することができるのか、ということでした。
かなり大きな悩みと言えます。
というのも、物語を作るにあたってそれを心から面白いとは思えない、という問題に繋がるためです。
実際、書き始めてしまえばなんということはなく、異世界転生という設定を使った、
エリー.ファーという人間が書きそうな作品が出来上がっていったわけですが。
いやぁ。
本当に不思議なものです。
結局、どのような形であっても自分が好む空気感というのは出てくるものであり、それは避けられないもののようです。消し去ろうとする意味も特になく、物語の設定を活かしたまま溶け込んでいたので、結果的にアングラ系異世界転生としての完成度は高まっていきました。
というわけで。
読んで頂ければ幸いです。
突然異世界に転生した俺は、最初からTUEEEEE系主人公で、しかもペンギンのように完璧な可愛さを持ち、勇者のパーティでエース級の活躍をしていたけれどレアアイテム目当てに仲間を皆殺しにして、今は…
を是非ともお願いいたします。
是非是非!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!