秋犬さま主催の「春のスイーツ小説祭り」に参加しました。
スイーツはいいですよね。癒しというか。
クレープシュゼットをもう一度
https://kakuyomu.jp/works/16818093075380761414書いていながらクレープシュゼットを久しく食べていないと思いました。どこかのフレンチで食べたいものです。
❤犀川流フレンチテーブルマナー❤
一、こまけぇことはいいんだよ!!
小説同様、仔細なことはどうでもいいのです。字下げしなくても三点リーダーが・・・であろうとも、人は死にはしません。大事なのは楽しむこと。フレンチも同様、おいしく食べることが大事です。楽しいお話をしながら気軽に食べれれば問題ありません。置かれたナイフはどれでも好きに使って構いませんし、フォーク一本で食べるという技だってあります(料理を出されたら「食べやすいように切ってくれ」と頼めばいいです。まったく問題ありません)。
二、これだけはやめとけ!
音を立てることはだけはNGです。ゲップやおなら、大声で笑うなどは周囲の迷惑になりますので、やめましょう。カトラリーや皿が音を立ててしまうのは仕方がないです。気にしすぎると楽しくないのでビビらないでください。
あと、特段の指示がないとき以外は手掴みはやめましょう。若い頃「さいかわ家フレンチどこまで許されるか選手権」を何回か開催させられて(親に「逆マナー」も現場でしこまれてきたのです)わかったことですが、手掴みは店の人にドン引きされるのでやめたほうがいいな、と思いました。――なぜでしょう。中世までナイフと手で食っていたくせに!
あと、お肉やお魚を自分で最初からすべて切り分けてから食べるのはあまり美しくありません。口が小さい女性など食べるのが難儀な方は、お店の人に「小さく切ってください」と頼みましょう。無論、そこに男性がいるのであれば、男性が交渉するのがスマートです。
ちなみに箸で食べるのはOKです。三ツ星だろうがなんだろうが、わたしは箸で食べたことが何度かあります。めんどくさいときは「箸をくれ!」と言えばいいのです。骨付きの鳩なんか出てくると、めんどくさいじゃないですか。
三、野郎はとにかく相手に気を配れ!
野郎の気の配り方次第で、女性は楽しみが倍増するものです。ナイフを落としたらさりげなくメートルに視線を送る。女性の皿のポーションを多すぎると思ったら調整してあげる。ワンタイムサーブのデセールで、女性がもうちょっと食べたいけど恥ずかしくて選べないものを「自分が食べるふりをして」別皿でオーダーするなど、細かく気を使えば好感度アップです。
まだ緊張している序盤、お酒に弱い人女性の食前酒にノンアルコールを勧めてあげるのもポイント高しです。
四、難敵! さくらんぼ
昔はデセールで果物が丸ごと出てくることありました。基本はお店の人に「食べやすく剥いてください」とお願いすれば解決するのですが、わたしはそのままのさくらんぼに遭遇したとき、さすがに考えました。野蛮人とはいえ、種をプッと皿に吐き出すのはアカンやろなと考えて、その時は結局、食べないことを選択しました。仕事の会食だったので、こまけぇ……は使えなかったのです。
答えは紙ナプキンを円錐形に丸め、膝のナプキンで口元を隠してその紙ナプキンに出すのが、一応の作法だそうです。記憶だけで出典を探せなかったのですが、プーとかいう最初から円錐形につくられたものもあったと思いました。
いずれにせよ、宮中晩餐会にでも呼ばれない限り、民間のフレンチでビビることはありません。サービス料を払っているのですから、快適に過ごすことを優先すればいいのです。