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エンタメって何?

蜂蜜ひみつさまの「てんとれないうらない」に本日登場させていただきました。ありがとうございます。大変光栄でございます。


別れの餞。
https://kakuyomu.jp/works/16818093074846207357

という作品について、作風・方向性(純文学・エンタメ)を読者さまから伺う機会を得たのですが、わたしの作品ってエンタメでやや純文学よりの方向を指しているらしいのですね。

それが良いとか悪いとかではなく、わたしは今日までエンタメということを意識したことすらなかったので、少なからず衝撃的でした。

わたしの作品ってただの純文学だと思っていたのですが、エンタメ要素があるのでしょうか? ご意見うかがえれと思い書いてみました。(繰り返しになりますが、エンタメがダメとかそういう話ではなく、まったく予想もしていなかったので驚いている次第です) 

18件のコメント

  • https://tinyurl.com/26cbdsld
    エンタメ=人々が楽しむ為の作品と考えれば、魔女王様の作品は純文学とはいえ読者様が付いてらっしゃいますしねー
    そもそも純文学ってよく解らんですが^p^ 人に見せて楽しませているのならそりゃもうエンタメでそ
    自身の作品は人を楽しませる為に書いてる訳じゃないとか言ってる訳ではないっしょ? 其れなら発表なんかしないんだしね

    無論純文学を謳うから娯楽性よりも芸術性メインで、パーセンテージ的に芸術9:娯楽1とかなら分野は純文学になるのでしょうが、どんな小説でも娯楽性を0には出来ないでしょう 私見ゼロのレポート書いて小説と言い張るなら別ですが^p^
  • おはようございます。

    ジャンルに関して詳しいわけでもないのですが、犀川様の作品は純文学寄りだと思っています。
    作品によってはかなりエンタメだーと思うものもありますが(全て拝読したわけではないのにすみません…)、『別れの餞。』は特に純文学だと思いました。内容が、日本の日常から大きく離れた雰囲気なので、エンタメ要素として取られたのかな、と勝手に思っております。

    (上記リンクから飛ぼうとしたら飛べなかったので、作品ページのアドレスが違うかもしれません)
  • おはようございます。

    私も違いについて考えてみましたが、よくわかりませんでした。
    形式に則りドラマチックな展開があるのがエンタメ、保守や形式を超え芸術や美的感覚を表現したものが純文学、と大雑把に捉えてみると、犀川さんの今回のお話は、両方のハイブリッドであるのかもしれませんね。
  • ホイットニー・ヒューストンの歌う映画『ボディガード』主題歌のサビが、
    ♪エンターーーーーメ
    と聞こえるデリカテッセンです。おはようございます。

    学生時代に、大岡昇平の『野火』を読みかけたのです。
    挫折しました。
    いや、専攻の方の授業が忙しかったというのがあるのですけど、とにかく、読むのが辛かった!
    エンタメの欠片もない。
    いや、解説など読むと、『野火』は、結構、ファンタスティックな手法で書かれているらしいのですけど、戦後生まれの私にはキツかった!
    でも、あの時代を生きた人たちは、自分たちが味わった痛み苦しみを吐き出しながら、必死で戦後を生きたのだろうな、生きるためにああいう文学が必要だったのだろうな、とは思うのです。

    平家物語には、エンタメ味がたっぷりあると思っています。
    平家一族の栄華の絶頂から滅亡までを描いた物語なのに。
    恐らく、平家物語の語られた時代には、当時の出来事が「歴史」として消化し昇華できていたのでしょうね。

    エンタメは、生活を楽しむゆとりだと思います。
    平和な時代に生きる私たちは、どうしたって、エンタメ味をまき散らしながら生きているのではないでしょうか?

    以上、一般論でした。
    犀川作品におけるエンタメ要素?
    うーむ、改めて勉強させて頂きます。m(_ _)m
  • コメント失礼します。
    私を含めて、純文学的な要素が全くないのに比べたら、はっきりと純文学だと思います。
    もっとも最近は、純文学でもエンタメ作品というのもあるとされ、エンタメ(正しくは大衆文学)との境界が曖昧になってるとも聞きますが。
    いずれにせよ、犀川様の文は本当にしっかり文章を学んできた人のものだと常々感じています。
    実際、明確な定義があるわけではないと思いますし、時代や人によっても変わるところではないかと。
  • 拝読しました。どちらかというと純文学のように思いましたが、そもそも芸術って娯楽だよねと思っているので、エンタメとの違いは私もよくわかりません(^.^;

    ただ、エンタメはできるだけ広範囲のお客様を気持ちよくさせる水商売的サービス精神がないと書けないと思っているので、全方位を向いているわけではない尖った感じの作品は純文学と言っていいような気がしています。
    個人の見解です。
  • 私も以前、先生の「デバッグできない恋」へのレビュー文中に「エンタメ」という単語を入れた記憶があるなと思い、改めて自らに問い正し、自分なりに考えてまいりました。

    改めて考えると、何なのでしょうね。
    読んで楽しい、笑える、知的探究心が満たされる、快楽的な気分になる、といった感じでしょうか。そして、それらのプラスの要素が不快に感じる要素を上回っていることも重要なのかもしれませんね。
    例えば私は「虐め」や「性暴力」などの描写があると、いくら「エンタメ作品です」と言われても全く楽しむことができませんが、復讐モノなどではそういった描写を好む方もおられる印象です。

    そうなると読み手によって定義の変わる、読み手側が判断するジャンル?――なのかもしれませんね。
    作品の種類や方向性はどうあれ、その作品をエンタメと評価した方が、その作品を読んで楽しめたんだな、という意味に捉えようかと思います。
  • こんにちは。
    皆さんのコメントが熱くて拝読していて楽しいです。

    ↑の御作、拝読しましたが、ストーリーがしっかりしていて娯楽性がかなり高いかなと思いました。勿論、ミステリーやSF等の大衆小説に比べると純文学よりですが私が読んだ作品の中ではという個人の見解です。

    純文学作品を読んでいる時に私がみているところは、ストーリーや面白さよりも、ハッとするような感性・思想(哲学)・芸術性かなと思います。それが読み手の魂や心を震わせるというか(恥ずかしいですね)。作者が伝えたいものが核心や周りに散りばめられているのですが、誰にでも読み取れる訳ではないのが純文学だと思います。

    長編だと1冊目の途中まで退屈で堪らないという事もあります(プルーストとか)。それは私が既存の小説の形式と価値観に囚われているからだったりしますが(^^;;

    私、ドストエフスキーが大好きなのですが、彼はストーリー性が高く話にぐいぐい惹き込まれるのですが、同時に哲学性も高く、純文学でありながら最高の娯楽小説だと思っています。
    私も純文学であっても娯楽要素は失いたくないなと思いながら書いています(*^^*)

    一応大学で近現代文学を専攻したので、語ってしまいました(恥)。
  • 芸術的な価値や深い思索を追求する文学の形式を指す純文学は、人間の経験や感情、社会的な問題、哲学的な探求など、より深いテーマを探求する傾向があります。

    エンタメは広範で多様なジャンルを含み、主に視聴者や読者を楽しませることを目的とした作品を指します。視覚的な魅力、面白さ、スリル、驚きなどを提供することに重点を置いています。

    『別れの餞』は、主人公の内面的な葛藤や感情、人間関係の複雑さなど、純文学的な要素を多く含みながら、エンタメ的要素もあります。
    物語の舞台となる香港や深圳といった場所の描写、登場人物の関係性など、読者を引きつけます。

    つまり、純文学とエンタメの両方の要素を含んでいると言えます。
    どちらのジャンルに分類するかは、読者の解釈や物語の主要なテーマに大きく依存するので、本作から何を得、どこに引きつけられたのか、読者が決めることになります。
    ……というのが、一般的な解釈になるのではと考えます。

    純文学の描写としては、こだわった表現をしてもいいのではと思います。エンタメとしては、一文一義の書き方をして読みやすさがほしいところがあります。
    とはいえ本作は、およそ4000字の作品。400字詰め原稿用紙換算枚数26枚ほど。
    内容と文量から考えて、芸術的に書き込むには短いため、エンタメ要素を強く感じるのではと考えます。
    内容はそのままで、400字詰め原稿100枚くらいの作品で、暗喩や隠喩をもちいたり独特な表現で、今を生きる主人公の内面や葛藤、感情を描けば、いま以上に純文学作品と感じられるのではと想像します。
    また、読みやすさを重視しながら読者を楽しませる部分を強く描くなら、エンタメ作品と感じられると推測します。

    結局どちらなのか、決めつけるのはむずかしいです。
    大人が読む児童文学っぽさを感じたので、純文学っぽさがあるけれど、芥川賞を取った作家の作品群を思い浮かべて比較すると、惜しいというか何か足らないというか、そんな気がします。だから、あえてジャンル分けするなら、純文学に近いエンタメに分類されるでしょう。
    行為部分を主にして描くなら、いま以上にエンタメ色が強い作品になると思います。
    少なくとも本作は、そのような感じに見受けられます。
  • あるまんニキ
    コメントありがとうございます。
    物凄く極論すると、純文学は読者を楽しませる気がない、エンタメは読者を楽しませるためにある、という認識でしたのでわたしは純文学側だと思って書いていました。
    とはいえ、こうして読んで頂けるのは、わたしのエンタメ力ではなく、「宴会芸人魂」がエンタメの代わりをしているからかもしれません。
    ありがとうございました。
  • 幸まるさま
    ありがとうございます。リンク修正いたしました。
    仰る通り、海外を舞台としているのでドラマチックに見えたのかもしれませんね。わたしはエンタメだと思っていなかったので、今回とても勉強になりました。
  • 鳥尾巻さま
    コメントありがとうございます。
    そもそも何が純文学で何がエンタメかという区別は厳密にはできない上での議論ですので、空中戦になってしまいますが、今回の作品はどっちもどっちな出来なのかもしれませんね。

    そもそも公募に出したことがないので、勝手なイメージで「公募ってこういう感じで書けばいいんでしょ?」みたいに書いちゃいましたw
  • デリカテッセン38さま
    エンタメについて無知なわたしにわかりやすいご意見ありがとうございます。平家物語のたとえを伺いまして、なるほどと思う事がありました。
    ありがとうございました。
  • 和泉将樹@猫部さま
    コメントありがとうございます。わたしも(少なくとも)大衆的ではないと思っていたのでエンタメ色があることを示されて驚きました。
    どちらが良いとかどちらであるべきかの話ではないので、皆様のご意見を伺ってよかったなと思っております。
  • 鐘古こよみさま
    コメントありがとうございます。

    >そもそも芸術って娯楽だよね
    この言葉、とてもいいなと思いました。鐘古さんのコメントを拝読して、無理に区別しなくてもいいのではないか、とも思えるようになりました。
    ありがとうございました。
  • 幸崎 亮さま
    コメントありがとうございます。
    仰る通り、「読者がどう思うか」も大事なファクターなのかもしれません。いかにわたしが純文学だと気取ってみても、読者がこれは面白いエンタメだ! と褒めてくれればエンタメでもいいのだと思います。
    わたしも今回みなさんのご意見を伺って勉強になりました。

    またどこかで幸崎さんと一緒に書ける日を楽しみにしております。
  • 葵 春香さま
    専門的な見地からコメントいただきありがとうございます。
    仰る通り、わたしは書きたい放題書いていながら、どこか説明的な文章なので、結果的に読者に向けて書いているような形になっているのではないかと思いました。
    ドストエフスキー、わたしも読んでいました。子供時代ですのでどこまで理解して読んでいたかわかりませんが、夢中で読んでいました。
    ありがとうございました。
  • snowdropさま
    深い分析と解説をいただきまして、ありがとうございます。

    >純文学の描写としては、こだわった表現をしてもいいのではと思います。エンタメとしては、一文一義の書き方をして読みやすさがほしいところがあります。

    >純文学っぽさがあるけれど、芥川賞を取った作家の作品群を思い浮かべて比較すると、惜しいというか何か足らないというか、そんな気がします。だから、あえてジャンル分けするなら、純文学に近いエンタメに分類されるでしょう。

    こちらのご意見が、その通りだなと思いました。つきるところ、どちらでもない、というのが実態ではないかと理解した次第です。

    ありがとうございます。非常に勉強になりました。
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