2024年夏。
「スーパーからお米が消えた」と巷が沸きました。
よもやパリオリンピックより話題性は高かったのでは? という勢い。
ご家庭の家計をあずかるお歴々からの悲鳴は記憶に新しく。
実際、我が家でも七月末頃から、米櫃はからっぽ。
その状態で夏を乗り切りました。
だってないもんはないし。
いや、ちゃんとしたお米屋さんにはあったのよ、米。
でも、お高いんですもの。
二の足を踏んでしまいました。
というのも。
気軽な身の上のこと。
べつに米がないと死ぬとわめく年寄りも、育ち盛りの子供もいないし。
「どうせ暑いから、炊飯やんない!」と、緊急夏季自炊縮小宣言を早々に声明いたしまして。
蕎麦、蕎麦、そうめん、蕎麦、パン、パスタときどき中華麵ってくらいの普段飯でもいんじゃない? としたのです。
ええ、体の良いサボタージュですが、なにか(笑)?
時にはうっかり主食はとうもろこしという日もあり。そんな折りには焼肉、アボカド、南米か? というイベント飯となったりもしましたが。
今となってはそれも良い思い出です。
とはいえ、最後のほうは諸々めんどーくさくなり。
小麦粉だけを常備して。
そこらにあるものを放り込んで焼くお好み焼きか、そこらのものを放り込んで煮るすいとんばかりを食して過ごしておりました。
おかげでレシピが増えましたヨ(=^ェ^=)
根性があるのか、ズボラなのか、分からないって?
いえ、いえ、戦後の食料事情に思いをはせて、先人の労苦を追慕いたしつつ、感謝の夏を過ごしましたのよ!
2ヶ月も米がない状況は、私、たぶんはじめて経験したと思うのです。
もしもこれがずっと続いたら、基本コメスキーな私はかなり厳しいな、と思いました。
たぶん夏じゃなかったら音を上げてたんじゃないかなあ。
とはいえ。
今回、米がなくなったのはスーパーだけだったので、正直、騒ぐに能わずという判断でしたが。
外食でも、お弁当屋さんでも、食べたくなればごはんはありましたから、個人的にはさほど困らなかったです。
これってありがたいことですよねえ。
近所の和菓子屋さんのおにぎりが神ウマイ! とか。
憧れの割烹屋さんのやきめし弁当が意外と安ウマ! とか。
こんなことでもないとしなかった発見もありましたし。
新米シーズンは決まっているから、出口のある状況だと分かっていたのも大きかったですけど。
うん、たまには面白い遊びだったかなー、と。
ただ。
今年の新米はお高いですわねえ。
夏にキッチンに立つのはだるいけど、そろそろ炊き込みご飯とかやりたいなー、という季節。
どうせなら、とお米屋さんで新米を買いました。
そして!
精米したての新米が昨日届きました!
やっほーい!(*≧∇≦)マッテマシタ!
というわけで。
「よっしゃ! 週末は銀シャリを炊くぜ!」という宣誓をもって、夏の終息および秋の到来宣言とさせていただきます。
あー、週末が楽しみだー。