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『月』企画、今夜で終了いたします。

皆様、こんばんは。

今夜は中秋の名月。
帰宅途中、見上げた夜空に煌々と輝くまん丸お月様が浮かんでおりまして、交差点での信号待ちの間、那智はずっと空を見上げておりました。

あの球体が実は38万キロの彼方にある考えるとなんだか不思議な心持ちになりますね。

ところで名月というからには毎年満月なのかと思いきや、実はそうではないようです。

中秋の名月と満月が重なるのは今度は7年後。

2030年という未来、自分は何をしているのだろうかとぼんやり考えながら自転車のペダルを漕いで家路につきました。


そしてまた今日は『月』企画の最終日。

今回の企画に参加いただいた作品は実に59。

数多くの素晴らしい作品を拝読させていただき那智は感謝の気持ちで一杯です。
尚且つ前回の参加数がちょっと寂しかっただけに喜びもひとしおでした。

あらためてもう一度皆様にお礼を申し上げます。
皆様、3週間お付き合いいただきまして誠にありがとうございました。


数々の作品を読ませていただいて感じたのは『月』という存在が自分たちが思っているよりもずっと心の深いところに根ざしているのではないかということでした。
普段はその満ち欠けなどあまり気にせず暮らしている私たちですが、物語や詩歌を紡ぐとき『月』はその舞台であれ、装置であれ、ちょっとしたスパイスであれ、なにかしら重要な役割を私たちは『月』に期待し与えているように思えます。

故にもし夜空に月がなかったら、あるいは月に満ち欠けがなかったら、きっと私たちの物語もかなり味気ないものになってしまうようなそんな心持ちになりました。

今回、参加していただいた59の作品。
そのいずれもが素晴らしいものばかりでしたが、その中でも特に那智が秀作であると感じた作品を恐れながら列記させて頂きたく思います。
もちろんこれは那智の独断と偏見で選んだ、言うなれば一人よがりの選出であります。
他の方が選べばまた違った結果になるとは思いますが、そこは何卒ご容赦いただきたく存じます。

それでは発表いたします。


<小説部門>


🌙  月、燃ゆ        津多 時ロウ 様
https://kakuyomu.jp/works/16817330661416117514


🌙 宵待ちの月       小烏 つむぎ 様
https://kakuyomu.jp/works/16817330662936189043


🌙 月に叢雲、俺に君        ニル 様
https://kakuyomu.jp/works/16817330660778713847


🌙 しずかに月が        江山 菰 様
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888369305


🌙 せめて愛しき身体を抱いて眠れ ブロッコリー食べました 様
https://kakuyomu.jp/works/16817330662955515708


🌙 満月の日だって         伊藤 様
https://kakuyomu.jp/works/16817330650452236709


🌙 月の照らす愛しい夜に   藤咲 沙久 様
https://kakuyomu.jp/works/16816700427744404183


🌙 月下、唆すは猫。     藤咲 沙久 様
https://kakuyomu.jp/works/16816452219635853694


🌙 緑 in moon       鐘古こよみ 様
https://kakuyomu.jp/works/16817330655073183203


🌙 月のいなくなった夜       ゆきこ 様
https://kakuyomu.jp/works/16816452221420767293


🌙 新月の誓い           緋雪 様
https://kakuyomu.jp/works/16817330663383493534


🌙 月            松本 貴由 様
https://kakuyomu.jp/works/16817330663417924139



<俳句・短歌部門>


🌙 俳句『月』         豆ははこ 様
https://kakuyomu.jp/works/16817330662993332723


🌙 クロワッサンを焼いたから 結音(Yuine)様
https://kakuyomu.jp/works/16817330663371405517


🌙 月のうた(月限定編)       緋雪 様
https://kakuyomu.jp/works/16817330663392846432


🌙 幾望           結音(Yuine)様
https://kakuyomu.jp/works/16817330663482600399


🌙 秋のうた         古博 かん 様
https://kakuyomu.jp/works/16817330664264718951



以上となります。

今回は作品数も多く、また甲乙つけ難い作品ばかりでしたのでこのように多数の作品を選ばせて頂きました。
また那智には小説と詩歌の比較が難しかったため、部門を分けて選出させて頂きました。


ただし、この中から那智が特に感銘を受けた作品を選び、後日この近況ノートで発表したいと考えています。
またその作品には那智から精一杯のレビューを差し上げたいと思います(たいしたものは書けませんが……)


あと、これはどうでもいい話ですが、実はこの那智、企画主でありながら情けないことに参加できませんでした。
参加しますってあれほど明言していたのに、いい加減なことをして本当に申し訳ありません。

でも一応、書いてはいたんですよ(言い訳やな)
でも文字数が20,000字超えちゃいまして……
本当に情けない話ですが、近いうちに公開いたしますのでお時間のある方はぜひご賞味くださいませ。

ではでは、今夜はこの辺で。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

18件のコメント

  • 「月」企画を立ち上げてくださって、ありがとうございました。
    ふんわりと持っていたイメージを作品として書くことが出来ました。
    こんな機会がないとまとまらなかったと思います。

    那智様の方は、たくさんの参加作品をすべて読まれるのも大変な作業でしたでしょう。
    改めて、お疲れさまでした。

    またここに選んでくださって、とても光栄です。
    皆様の作品にもお邪魔しなくては!

    那智様の作品も楽しみにお待ちしています。
  • 今夜の満月は素晴らしいですね。
    北の大地を地平線まで照らしています。

    「月」企画、お疲れ様でした。

  • 秀作にお選び頂きましてありがとうございます。
    壮観!という雰囲気の、素晴らしき皆様のご著作の数々と共に……ありがとうございます。
    この中から、また、でございますね。
    部門分けまできちんとして頂いて、さすがは那智様、でございます。
    選考されるお立場の那智様がとてもたいへんでいらしたと思います。本当にぎりぎりまでお待ち頂きましてありがとうございました。
    お疲れさまでございました。素晴らしい企画を本当にありがとうございました。
  • 拙作を周作にお選びくださってありがとうございます。
    これほどまでに多くの作品が参加された中、読むだけでも大変だったとお察しいたします。
    お疲れ様でございました。

    今夜の月は色合いも輝きも美しく冴え冴えとしていますね。
    皆さま、幸福の中で眺めていらっしゃいますよう祈っております。
  • 那智 風太郎 様

    「月」企画、フィナーレおめでとうございます!
    そして、この三週間のうちに59もの作品を精読して下さった
    那智様に、心からの労いと深甚たる感謝の意を捧げます。

    この素晴らしい企画に参加させていただき、ありがとうございました。さらに、ここに不肖ブロ子の作品まで連ねていただき、光栄至極に存じます。本望です。もう何も思い残すことはありません。
    誠にありがとうございました。

    あとは、
    那智様の新作を楽しみに待っております!
  • 59作も集まったとは、素晴らしいですね!
    全て目を通し、部門分けまでしてくださって、ご自分の執筆もある中、ありがとうございました<(_ _)>
    拙作も秀作に選んでいただき、大変ありがたいです( ;∀;)
    那智さんの作品も大作の予感。楽しみにしております♪
  • 小烏さん、おはようございます。
    こちらこそ、この度は『月』企画にご参加いただき誠にありがとうございました。
    また労いのお言葉まで恐縮です。
    小烏さんの時代物はいつ拝読しても、さすがと唸る出来でございますから選ばせていただくのにさしたる迷いはありませんでした。

    またしばらくしたら企画を立ち上げてみたいと考えておりますので、その時はまたよろしくお願いいたします。

    そして那智の作品、もしお時間があれば読んでいただけると嬉しいです。
    あらためてこの度はありがとうございました。
  • 緋雪さん、おはようございます。
    昨夜の月は本当に眩しく壮観でしたね。
    悠久に広がる北の大地を照らす月光。
    想像するだけで胸が震えるようです。

    この度は企画にご参加いただき誠にありがとうございました。
    あとベルソムラ、選べず申し訳ありませんでした💦
  • 豆ははこさん、おはようございます。
    この度は企画にご参加いただき誠にありがとうございました。
    実は豆ははこさんに毎日更新していただいたおかげで企画に訪れていただく方もずいぶん増えたのではと推測しております。
    そういう意味でも本当に感謝しております。

    また那智に労いの言葉をかけてくださりありがとうございます。
    これからもまた末長くお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。
  • 江山さん、おはようございます。
    この度は企画にご参加いただきありがとうございました。

    また那智に労いのお言葉までいただき恐縮です。

    本当に昨夜の月は煌々と輝いてこれぞ名月といった風格がありましたね。
    その月光を浴びた(浴びていなくとも)皆様に幸福が訪れますように、那智も祈りたいと思います。


  • ブロ子さん、おはようございます。
    こちらこそ企画に参加していただきありがとうございました。
    そして今回はいろいろとご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
    こんな那智に労いのお言葉を下さるブロ子さんの寛大なお心に感謝申し上げるとともに、今後も末長くお付き合いいただけるよう精進したいと思います。

    那智の作品はあと数日で完成すると思います。
    もしお時間が許せばまたご一読くださいませ。
    よろしくお願い申し上げます。
  • 鐘古さん、おはようございます。
    こちらこそ企画にご参加いただきありがとうございました。

    鐘古さんのSF作品は緻密さと読みやすさを兼ね備えた稀に見る逸品ばかり。そのおかげでいつも企画のクオリティーを爆上げしてくださっているように感じています。
    また労いのお言葉まで恐縮です。

    鐘古さんの次回作、冒頭部分だけで期待感がハンパないです。
    公開、楽しみにしていますので頑張ってください。
  • ご紹介、ありがとうございます!
    選んでいただけ、嬉しいです♪
    「クロワッサンを焼いたから」と「幾望」は、この「月」企画のために書いたものなので。
    目に留めていただけ、とっても嬉しいです♪
    (*^_^*)
    ありがとうございます!
  • 那智さん、こちらにもコメント失礼します。

    改めまして、素敵な企画で素晴らしい作品との出会いの機会をくださって、本当にありがとうございます。
    ご自身の執筆などもある中で59もの作品に真摯に向き合ってくださった那智さんを尊敬します。
    私は滑り込みの参加でしたが、こちらで拙作の名前を出していただけて恐縮です。

    詩歌作品が多いというのもまた月という幻想的な題材ならではなのかなあと感じました。
    みなさまの珠玉の作品、これからじっくり読みに伺いたいと思います。

    那智さんの月作品も、楽しみにしていますね!
  • 那智さん、こんにちは。
    藤咲です。

    『月の照らす愛しい夜に』『月下、唆すは猫。』の二作を秀作に選んでくださり、本当にありがとうございます。

    お忙しい中、とても大変なことだったと存じます。一作一作に向き合う丁寧な姿勢がこのノートから伝わってきて、那智さんのお人柄の良さを改めて感じられました。
    だからこそ、那智さんの企画にまた参加したい!と思われる方がたくさんおられるのですね。

    自分も、お気に入りの作品を丁寧に読んで頂けてたいへん嬉しい気持ちでした。

    またお邪魔させてもらいたいです。
    ありがとうございました。
  • 結音様、コメントありがとうございます。
    この度は『月』企画にたくさんの作品でご参加くださり誠にありがとうございました。
    おかげさまで企画がより洗練され、クオリティーの高いものとなりました。あらためてお礼申し上げます。
    今後も時々このような企画を立ち上げてまいりますのでよろしければまたご参加いただければ嬉しいです。
    よろしくお願い申し上げます。
  • 松本さん、おはようございます。
    この度は企画にご参加いただきありがとうございました。
    最終日、滑り込みにこのような素晴らしい作品を拝読させて頂き、こちらこそ感無量です。

    詩歌作品が多いのは確かに『月』ならではかもしれませんね。

    今後もこのようにたくさんの方々に参加していただけるような企画を立ち上げてまいりたいと思いますのでお付き合いのほどよろしくお願いいたしますね。
  • 藤咲さん、おはようございます。

    こちらこそお忙しいところを企画に参加していただいて大変恐縮でございます。
    そして2作品とも情景が目に映し出される素晴らしい作品でしたので甲乙付け難く、恐れながら両方を選ばせて頂きました。

    那智は皆様の作品を読ませていただいて様々な技法を学ばせていただくとともに作品からのパワーを受け取って自分の執筆の糧としています。
    なので藤咲さんをはじめ、参加者の方々には感謝しかありません。

    あらためてお礼申し上げます。

    そしてまた定期的にこのような企画を立ち上げていくつもりですのでご参加いただければ幸いです。

    今後ともよろしくお願い申し上げます。

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