どうもドロミーズ☆魚住です。
サポーターギフトを頂いた際に創作論の制作を依頼されましたので、競馬をするだけで上手く書ける創作論を書いている最中です。
多分、6月後半には出来そうです。
まぁ、それはそれとして。
私の競馬愛が暴走しましたので私の好きな5大競馬レースを発表するドラゴンになったドラゴン。
リンクはYouTubeですけど、リンク詐欺がアレでしたらYouTubeで〇の前を入力してくださいませ。
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①1996年 阪神大賞典
https://www.youtube.com/watch?v=CDM5pJrijsY いいよねこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!
怪物VS天才!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ナリタブライアンVSマヤノトップガンという米国競争馬ブライアンズタイム産駒同士の激突!
動画の3分20秒からの歓声の盛り上がりが本当いい!
そしてその後の2頭の一騎打ち……!
ただでさえ2頭のデットヒートに他が全く追い付けないって展開がもう少年漫画!
しかも、その2頭が『昔の最強馬』と『今の最強馬』ってのがもう……ねぇ⁉
3分40秒から始まる約1分間の激闘が本当……ッ!
満足感半端ねぇんだわコレ……。
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②2000年 有馬記念
https://www.youtube.com/watch?v=k597ABpQhF0&t=261s さぁ、和田がグイグイ押している!
和田がグイグイ押している!
さぁ、テイエムオペラオーはどうする⁉
テイエムはどうする⁉
残り310mしかありません!
残り200を切った! 残り200を切った!
テイエムは来ないのか! テイエムは来ないのか⁉
テイエム来た!
テイエム来た! テイエム来た! テイエム来た! テイエム来た! テイエム来た!
抜け出すか⁉
テイエム、テイエム、テイエムか!
僅かにテイエムか――⁉
すごい苦しい競馬ですが……
ウ
ッ
ッ
ッ
ッ
ッ
ッ
ッ
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さて真面目に解説。
年間無敗の世紀末覇王ことテイエムオペラオーの2000年有馬記念です。
このレースを見てテイエムオペラオーの強さが分かる人は競馬のセンスがあると評されるぐらいヤバいレースです。
普段は前の方でレースをする馬までもがテイエムオペラオーを囲み、まるで徒党を組んでオペラオーを負かしに行っているかのようなレースを前にし、事態に気づいた観客から「ふざけんな!」という怒号までもが飛ぶという異様な雰囲気が漂い、テイエムオペラオーは後方に追いやられたままレースはスローベースでじわりじわりと進行し、テイエムオペラオーの体力を奪うようにレースは進んでいく。
向こう正面になってもテイエムオペラオーは依然として囲まれたまま。
前にも行けない。
外にも出れない。
後ろから仕切り直せない。
まさしく絶体絶命の窮地。
競馬場は観客の怒号や悲鳴と絶望に包まれた。
鞍上の和田騎手すらも「勝てない」と諦めてしまう程の苦境。
そんな最中、テイエムオペラオーが取った行動とは――!
余談ですけど、和田騎手とテイエムオペラオーの関係性めちゃくちゃいい……。
2018年宝塚記念のミッキーロケットとか……泣かせるつもりかコイツ……。
コレ見てくれコレ……。
https://www.youtube.com/watch?v=GcvPBhMAwJ8&t=603s 私、和田騎手の強火のファンやから……。
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③1977年 有馬記念
https://www.youtube.com/watch?v=fWU5fqnRvSo はいスタートからずっと一騎打ちです。
2500mの死闘です。
天馬、トウショウボーイ
流星の貴公子、テンポイント
緑の刺客、グリーングラス
もしかしたらマルゼンスキーが走っていたかもしれないと思うと何とも胸熱なレースです。
1976年クラシックを走り抜いたTTG(トウショウボーイのT。テンポイントのT。グリーングラスのG)最後の激闘。
外からテンポイントが交わすと、トウショウボーイが差し返す。
テンポイントが更に差し返すと、トウショウボーイが差し返す。
そしてその2頭を後ろから静かに奇襲してやろうと近づく緑の刺客の影。
心臓破りの中山の坂を上がったところでテンポイントが先に抜き出し、トウショウボーイはテンポイントの影を踏んでは加速し、グリーングラスは待っていたと言わんばかりに猛追。
戯れのように思える激闘を制した勝者は――⁉
……さて、この決戦の後に起こる事件を知っていれば知っている程、何とも言えない気持ちに駆られてしまうのは私だけでしょうか。
だから競馬はドラマなんでしょうね。
~寺山修司『旅路の果て』より一部抜粋~
もし朝が来たら
グリーングラスは霧の中で調教するつもりだった
こんどこそテンポイントに代わって日本一のサラブレットになるために
もし朝が来たら
印刷工の少年はテンポイント活字で闘志の二文字をひろうつもりだった
それをいつもポケットにいれて
よわい自分のはげましにするために
もし朝が来たら
カメラマンはきのう撮った写真を社へもってゆくつもりだった
テンポイントの最後の元気な姿で紙面を飾るために
もし朝が来たら
老人は養老院を出て もう一度じぶんの仕事をさがしにゆくつもりだった
「苦しみは変わらない 変わるのは希望だけだ」ということばのために
だが
もう朝は来ない
人はだれも
テンポイントのいななきを
もう二度と聞くことはできないのだ
さらば テンポイント
目をつぶると
何にもかもが見える
ロンシャン競馬場の満員のスタンドの
喝采に送られてでてゆくおまえの姿が
故郷の牧草の青草にいななくおまえの姿が
そして
人生の空き地で聞いた希望という名の汽笛のひびきが
だが
目をあけても
朝はもう来ない
テンポイントよ
おまえはもうただの思い出にすぎないのだ
さらば
さらば テンポイント
北の牧場にはきっと流れ星がよく似合うだろう
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④1986年 凱旋門賞
https://www.youtube.com/watch?v=f5XaH1F1eII 80年代欧州最強馬は誰か。
80年代欧州最速馬は誰か。
欧州の人々に聞けば真っ先に出てくる競争馬ダンシングブレーヴ。
踊る勇者、躍動する勇者、洋芝を舞う勇者ことダンシングブレーヴのヤバい末脚がまたもや繰り出されたレースがこの凱旋門賞。
勇者の名を冠する彼の末脚はロンシャンの重い芝さえも、世界各国から集められた強豪すらも容易く撫で切った。
先行有利とされる凱旋門賞で画面外という絶対に届かない距離から、全頭を余裕で抜き去った姿は勇者か、あるいは魔王か。
1986年代の最強馬たちを蹴散らしたラスト1ハロン10秒8レコードの末脚。
その日、勇者は伝説になった。
この馬が当時の世界最強を証明するのにこれ以上の理由は要らなかったのです。
……とまぁ、余談ですが。
この馬のセカンドライフ、滅茶苦茶に面白すぎたりします。
何でお前なろう小説みたいな追放系ざまぁ成り上がりセカンドライフ送ってんだよ、この勇者……!
タイトルにするとすればそうですね。
【欧州最強勇者オレ、不治の病に罹って役立たずと罵られ辺境の地に飛ばされた瞬間に成り上がる ~今更欧州に戻ってこいと言われてももう遅い。勇者は辺境の地でセカンドライフをのんびり過ごします~】でしょうか。
因みにこの馬の息子がキングヘイロー。
キングヘイローの娘さんの息子さんがあのイクイノックスだったりします。
とはいえ、勇者の血から2023年の日本最強馬が出てくるとか思いもしなかったですねぇ……。
というかサンデーサイレンスといい、ダンシングブレーヴといい、面白い背景の馬の血がこうも脈々と残っているのは感慨深い。だから競馬は面白い。
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⑤2001年 香港ヴァーズ
https://www.youtube.com/watch?v=-lFIpmFYQos はい。最高。
私を競馬好きにさせやがった馬、ステイゴールドです。
私が小説を書き続けられる理由、ステイゴールドです。
私が夢を追い続け諦めない理由、ステイゴールドです。
実況はラジオ日本で聞いて下さい。
1分40秒からの展開がすっごく好き。
人の言う事を聞かず、偶に2本足で歩いたり、全然本気を出さず、狂っているとしか言いようがない気性難かつ、草食動物なのに肉を食べそうと評され、重賞もG1レースも全然勝てないネタ枠だった筈の彼は、21世紀日本競馬における最初の名馬になったのです。
彼の引退レースに選んだ最後のレースは日本国内ではなく、海外。
彼はこの戦いで日本産の日本調教馬初の海外G1勝ち馬となり、日本の競馬ファンは大歓喜し、2ちゃんねる競馬板が鯖落ちするほど。
言葉はいらない。
彼の生き様は本当に、憧れざるを得ないのです。