「ルナって天照大御神として崇められてるんだろ?」
「うん、そうだよ」
「じゃあ、あの天岩戸神話って実際のところどうなんだ?」
「なに?それ。」
まあ、人間が勝手にそう呼んでるだけだしな。
本人が知らないのも無理はない。
「あれだよ、天照大御神が怒って岩に閉じ籠ったけど、宴で誘い出して、また世の中に光を与えてもらったって話だよ」
「ん?あれの話かなぁ……。」
「サーガちゃんと喧嘩になってね、私が怒って、岩の中に閉じ籠ってたら、私がまんまと宴におびき寄せられて、結局出てきちゃんたんだけど、まだ怒りは収まってなかったから、サーガちゃんにフラッシュの魔法をかけた話……。で、合ってるよね」
その話が、曲解して今の形になっているわけか。
神話にもちゃんともとになる話が合ったんだなあ。