20年以上前になる。その頃、『あんぐるめ』という季刊の小冊子(国分寺情報誌)を、私の自費で仲間と作っていた。部数は少ない、マイナーな地域限定・無料配布の趣味・遊びとしてである。「取材」と称して仲間と飲み歩き、面白おかしい経験を積み、たくさんの人に支えられ、寄稿文などもそれなりに集まっていたが、カネが続かず、6年・第21号で廃刊とした。そこに掲載したのが本稿。それに少し手を加えたに過ぎない。私も多くの文を書いて掲載してきたが、もしも再び読んで貰うとしたらどれだろうかと考えたら、何故かこの一文が浮かんだ。あの頃最も重視した内容だったから、かな?