2021年2月に大分市の県道で、制限速度60キロのところを、時速194キロで車を走らせ、右折してきた車と衝突し、右折した車を運転していた小柳憲さんを死亡させたとして、当時19歳だった元少年に対して、大分地裁で午後3時より判決が言い渡されます。検察側は危険運転致死罪が適用されるとして、懲役12年を求刑しているのに対して、弁護側は車は直線道路をまっすぐ走らせることができていて、車の制御ができていたとして、過失運転致死罪にとどまるとして、懲役7年が適当だとしています。
時速194キロでまっすぐ走ることができていたので、危険運転が適用されるのかどうかが問われていますが、普通に考えて、車は安全に走れる・曲がれる・停まれるが安全運転に関する基本中の基本であり、このような高速度での運転だと道路上のちょっとした段差や、障害物があったら、ハンドル操作を誤る可能性が高いですし、また、右折者を現認して停まれなかったから、このような重大で悲惨な事故を起こしたわけで、これで危険運転ではないというのは、一般市民の感覚と大きな乖離があると思います。
第一、視界が狭まって、道路上の変化に対応できないでしょ。裁判所には良識ある判断を希望したいと思います。司法は弱者、被害者の味方であって欲しいです。
今日の判決で、大分地裁は12年の求刑に対して、懲役8年の実刑判決を言い渡しましたね。なんか、事の重大性と、結果の重大性を鑑みると、あまりにも軽すぎませんか?
さて、今日のちょっと昔の写真ですが、昨日に引き続き、防府市の阿弥陀寺で写したアジサイの花です。2011年6月に撮影しました。