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兄妹転生、完結

「乙女ゲームに転生モノが流行ってるし、自分でもなんか書いてみよう」

そんなふとした思いつきで生まれたのが拙作「兄妹で乙女ゲームの世界に転生したけど俺がヒロインで妹が悪役令嬢ってどういうこと?」です。
流行りにのっかった長文タイトルですが、タイトルを打つたびに長いなこれと思います。というかこれで合ってましたっけ?

さておき。
兄妹転生、これにて完結です。
最後までお付き合いいただいた方、誠にありがとうございます。
冒頭に書いてあるように見切り発車で(それでも一応、一部ラストという落としどころは用意した上で)始めた長編なので、書き始めた時には三部まで書く予定は全くありませんでした。
一部の〆が個人的に気に入っているのもあり、二部三部は蛇足だったのではないかというのは作者的にも否めません。
それでも三部まで書いたのは、作者(かみさま)として「ちょっとこの子は救わないといけないな」と思ったからです。
この子というのは他でもありません。
フレール――この話の主人公でも素フレールでもない、ラスボス?として登場したフレールというヒロインの集合体です。

兄妹転生の世界観は「どうして現代日本の人間がゲームの世界なんかに転生するのか?」を自分なりに、あまり深いことは考えずに創りました。
軽く他の作品を見渡すだけでも「これひょっとしてクソゲーのたぐいなのでは…?」と思うようなやべーゲームの世界に転生していることが多く(○○に出てくるゲームは神ゲーだよ!と思われたらすいません!)、このゲームのキャラって相当鬱憤がたまっているのでは?というのがアイデアの発端です。
なので、妹ちゃんは褒めていますが、『サンドリヨンに花束を』は私の中ではクソゲーです。
読者のみなさんも「このゲームクソゲーだ!」と思われたかもしれません。主に執事長周りで。
(舞台装置として結構な愚者にしてしまい、感想で「こいつ馬鹿だろw」と言われていたイーラにも申し訳無さがあります…すまんかった)
そんなクソゲーで攻略対象や制作陣に振り回された結果、たくさんのフレールはブチギレ、一つになり、そして世界を創ってしまった。
それが兄妹転生の舞台となりました。
最初この設定を思いついた時はいい落としどころができたと思っただけでした。
しかし一部を完成させてからしばらくたった後、ふとこう思いました。

「あれ、この子かわいそうすぎない?」

大変今さらな気づきですね、はい。
しかし気づいてしまったからには放っておけませんでした。
なにせ、このフレール集合体を助けられるのは作者(かみさま)である私しかいなかったもので。マッチポンプとも言います。
もっとも、思い立ったいいものの、「どうやって救うところまで持っていこう?」と考えているうちに目移りし、ほったらかしにしていましたが。ごめんねフレール。
ともあれ。

兄妹転生は「フレール」という女の子たちの物語です。
主人公である兄はもちろん、素フレール、そしてたくさんのフレールたちのための。
なので、ひとまず私なりのやり方で彼女たちが救われたところで、この物語を〆させていただきたいと思います。

「えっ、この後どうなるの?」「ジャックとスールは?」などなど。
きっとそんなことを思うかもしれません。
しかし勝手ながら、もう一人の読者(かみさま)である貴方にそれは託したいと思います。

「こんなものか」とあっさりページを閉じるもよし。
「ここで終わりか」と思うのもよし。
物語もそこで生きるキャラクターも、全て作者(わたし)と読者(あなた)という、神様の胸先三寸次第なのですから。

ただ、兄妹転生という世界を創った、無責任な作者(かみさま)としては。
「これはなかなか面白い話だったな」と。
そう思っていただけたなら、それに勝る幸せはありません。

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