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十戸
@dixporte
2023年1月17日
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ホラー
異世界ファンタジー
Palir_Katsu
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小説
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ストーキング・マトリョーシカ
/
十戸
そう言ってマティアスは笑った。 まるで脈絡のない言葉のように思えた――そもそも話をしていたわけでもなかった。いつものようにマティアスから声をかけられ、それで自分は何と言っただ…
★0
異世界ファンタジー
完結済 1話
17,456文字
2024年3月16日 17:16
更新
ストーカー
短編
万人向け
「きみも見てみるといい。きっと面白いことがわかるだろう」
十戸
水没都市
/
十戸
たった一羽、しなやかな翼に風を捉えて。灰色に覆われた全身のなかでたったひとつ、尾羽だけがぽつりと黒い。
★0
SF
連載中 18話
18,194文字
2024年1月8日 15:05
更新
水没都市
短編集
SF
万人向け
鳥が飛んでいる。
十戸
小鳥と塔
/
十戸
年月を過ごすうちに半ば朽ち、半ば繁茂する蔦に覆われた古塔だった。きっかけもなく、なにかひとつの強い原因があるでもなく、塔はただ背負った時間の重みに耐えきれず崩れ落ちたようだった。
★0
異世界ファンタジー
完結済 1話
1,290文字
2023年12月31日 15:51
更新
短編
呼応
万人向け
ある森の片隅に塔が倒れた。
十戸
鳥が鳴いている
/
十戸
寝ても覚めても明けても暮れても、何をしていようがどこにいようが、ただ鳥が鳴いているということを考えてしまう、意識というものの上に覆いかぶさるようにして。
★2
ホラー
完結済 1話
452文字
2023年12月28日 23:33
更新
短編
万人向け
一瞬で読めます
鳥が鳴いている。
十戸
『そう、また死なせちゃった』
/
十戸
――壊れていた? けっきょく、どちらも同じこと。かたく鎖されていた門は暴かれ、いまやその裡の秘密を守るものはなかった。もちろん物理的なものではない、比喩としての錠前。
★2
SF
完結済 1話
1,249文字
2023年12月27日 08:00
更新
万人向け
SF
船
管制室の錠前は壊されていた。
十戸
海を探しに
/
十戸
歩道に沿って坂を下りていく。人々の話し声、行き交う音、時折混ざりこむ自転車のベル。打って変わって騒がしい道々を、彼らは並んで歩いていく。二人の背丈はほとんど変わらないように見え…
★0
異世界ファンタジー
連載中 2話
5,015文字
2023年12月26日 18:52
更新
ライトノベル
万人向け
海
少年ふたり
「見せてやりたいなって思ったんだよ」ノーンは笑った。「きみに。海をさ」
十戸
町田骨董市
/
十戸
日の出から日没までと大きく書かれたいささかくたびれ黒ずんだ横断幕が少しの風になびきながら神社の境内の端にかけられるその横でこの日を欠かさず楽しみに待ってきたいくにんもの人々がぽつ…
★0
エッセイ・ノンフィクション
完結済 1話
591文字
2023年12月21日 19:00
更新
エッセイ
情景描写
万人向け
骨董
町田の骨董市
十戸
誰そ彼
/
十戸
まだらに生えた羽根を引き抜く、一本、一本、また一本。 雨に濡れたように光る傷口、ぎざぎざに尖った肌とその下の肉。
★1
ホラー
完結済 1話
5,502文字
2023年12月21日 08:00
更新
残酷描写有り
短編
ホラー
怪奇
変身
万人向け
畜生。それはもちろん、彼女を愛していたからだ。
十戸
入り江
/
十戸
指先はとうてい近寄ることはなかった。少なくとも、その日、その年、その刻限、兆しのような道を踏み越えるそのときまでは。
★3
異世界ファンタジー
完結済 1話
424文字
2023年12月19日 08:33
更新
短編
ファンタジー
海辺
花束
万人向け
できればそう、私は花を投げよう。
十戸
夜の底より
/
十戸
――怖がらないで。 何も恐ろしいことなどありはしない。
★13
ホラー
完結済 1話
1,058文字
2023年12月18日 20:42
更新
短編
変容
変身
万人向け
怪奇
さあ、鏡のなかをごらんなさい。
十戸
僕は竜になる
/
十戸
我慢できないわけじゃなかった。 そんなことはわかっていた。自分がいちばん、こんなことでって思ってる。 いつも、どんなときでも、それがどのくらいちっぽけなものかなんて、すごく…
★0
現代ファンタジー
完結済 1話
698文字
2023年12月17日 19:00
更新
短編
万人向け
現代ファンタジー
少年
竜
そのことがいちばん惨めなことだった――僕は竜になる。
十戸
鏡の返歌
/
十戸
ええ、ええ、どれひとつとして欠けては成り立たない、非常に大切な工程を踏んで書きました――紙の支度からインクの手配、そうして一字一句、私からあなたへ向ける言葉たち、最後に封をするに…
★0
恋愛
完結済 1話
1,480文字
2023年12月17日 11:03
更新
短編
対
返答
手紙
万人向け
円城塔賞
それじゃあ、私がどのようにして手紙を差し上げたかお教えしましょう、
十戸
花束を手に
/
十戸
とっくに死んでしまった者なのだと。 けれどもそいつには、そんな素振りはまるでなかった。 *高校時代にはじめて書いた小説のひとつです。
★0
詩・童話・その他
完結済 1話
1,603文字
2023年12月16日 19:00
更新
短編
死者
万人向け
僕の目の前に立ちはだかったそいつは、自分は「死者」なのだと言った。
十戸
鍵と鈍色
/
十戸
そしていま、彼の目の前には女がいる。 寂しい肩をした、無口で静かな《女》だ。 *高校時代にはじめて書いた小説のひとつです。
★3
SF
完結済 1話
2,501文字
2023年12月16日 08:00
更新
SF
腐敗
短編
最後の息を吸う胸には、ただひとつ豊かな歓喜があった。
十戸
海辺の女
/
十戸
刻は夜半。 三日月の照るなかを、憑かれたように足は進んだ。 *高校時代にはじめて書いた小説です。
★1
異世界ファンタジー
完結済 1話
3,353文字
2023年12月15日 18:00
更新
万人向け
海
短編
ファンタジー
彼は海へ行こうとしていた。
十戸
蜂蜜の皿
/
十戸
探していては見つからない。蜂蜜の皿は神の皿。 (それを手にしたものは神のように幸福になれる) *高校時代にはじめて書いた小説です。
★0
異世界ファンタジー
完結済 1話
1,397文字
2023年12月15日 08:00
更新
ファンタジー
万人向け
児童向け
虹
短編
《……ねえ、いつか、二人のうちどちらかが見つけたら》
十戸
ねずみのダンス
/
十戸
両脚が旋回する――鮮やかな跳躍/反転/ねじれ/渦=靴底を叩きつけた先の、地面に大きくあいたクレーターのひどくロマンチックなまろやかさ。そのまま、戦闘ヘリの頭上高く投げ出されるよ…
★0
SF
完結済 1話
578文字
2023年12月14日 18:36
更新
暴力描写有り
SF
万人向け
短編
戦闘シーン
クランチ体
パレードにも似た/あるいはサーカス/移動式の遊園地/子供の歓声
十戸
レイレの夜
/
十戸
そこにはいつと変わらぬ月と星、汲み尽くせはしない夜の暗さと深みがあった。彼女と同じ名を持つ夜が。
★3
異世界ファンタジー
完結済 1話
1,173文字
2023年12月14日 08:00
更新
ファンタジー
短編
万人向け
芋虫
夜
レイレは冷たい石の上に寝そべりながら空を見上げた。
十戸
異邦人
/
十戸
真っ黒に濡れたアスファルトが、あちこちの光を映しこんできらきら、ちかちかと瞬いている。赤に、青に、黄色に。ところどころは虹色に。……。
★6
エッセイ・ノンフィクション
完結済 1話
5,598文字
2023年12月13日 18:00
更新
短編
万人向け
SF
幻想小説
円城塔賞
エッセイSF
ノンフィクションSF
これは帰り道だということは知っていた。
十戸
知らない場所に迷い込む
村崎
私と鉄子
/
十戸
椅子の上で、私は「んんん」と間の抜けた声を出して伸びをする。 「なんかお腹空いたね」 大きな寸動鍋を火にかけながら、鉄子が笑った。 「お鍋なんか使うから余計にね」 「糊もおい…
★3
現代ドラマ
完結済 1話
2,048文字
2023年12月13日 07:58
更新
短編
万人向け
工芸
染め
アトリエ
美大
スクリーンには抽象的な模様が浮き上がっている。
十戸
燭台
/
十戸
かつて人々から《ANU‐9191947》と呼ばれ祈りと崇敬を集めていた女神は、あるとき傍らに燃える蝋燭の火の衰えに気づいた。さもあろう、彼女がか細く憐れな人類を母なる船としてこの…
★0
SF
完結済 1話
1,389文字
2023年12月12日 23:23
更新
神話
SF
短編
万人向け
女神はありもしない声をあげて小さく笑った。
十戸